3Dプリンターは非常に夢があって便利なものなのでこのブログではオススメしているんだけど、どう頑張って説明しても理解してもらえず、「不向きだなー」という人も少なからずいるのも事実です。
SF映画のようなスピードと質はまだまだ無理な発展途上の技術であるということは3Dプリンターの購入以前に念頭に入れておくべきです。
普通の紙に印刷するプリンターと同じ感覚でノリで購入しちゃうと挫折するかもしれません。
・3Dプリンターの構造に興味が無い人
ある程度3Dプリンターの構造が解っていないと、もしトラブルに会った際にはサポートにガンガン電話することになる。
熱不足、ノズル詰まり、フィラメントの絡まり等のトラブルは使い始めてみるとすぐに直面する。
少なくとも3Dプリンターのノズルの方向はXYZ軸方向で表現されるのでヘッドがどういう動きをしているのか?どうやって立体を形成しているのか?が解っていることは大切。
・ネット上のデータを簡単に1クリックでプリント出来ると思っている人
ネット上に3Dデータは沢山ある。
しかしそもそも自分の3Dプリンターやフィラメントに合わせた出力設定が個々に必用なのでモデルデータはダウンロード出来ても全ての3Dプリンターが設定不要で出力できるものじゃない。
色々なモデルがダウンロード出来るThingiverseで公開されているモデルと設定データもあくまで「自分の3Dプリンターではこの設定でうまくいきました」というものであって全てのプリンターに共通では無い。
・フィギュアのようなものが安く簡単に複製出来るんでしょと思っている人
安い材料(フィラメント)は存在するが、3Dプリンターには3Dモデルデータが必用でデータの作成に多くの時間を有する。
自前のデータを用意しようと思うとまずは3Dモデリングソフトがある程度は使えるようになる必用がある。
3Dスキャナーという装置も存在するが、それでもやはり取りこぼしたデータや間違ったデータを編集する必用がある。
SF映画のようなピーっとスキャンしてパーっと出力とはいかないのだ。
dreamerdream.hateblo.jp
実際にスキャンして取得した3Dデータって結構修正が必用なんです↓
出来る事、出来ない事をしっかりと見極めて出来るだけ3Dプリンターの構造にも目を向けるようにしましょう。
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