DreamerDreamのブログ

夢想家の夢です。〜揚げたてのモヤっとしたものをラフレシアと共に〜

3Dプリンターの手動キャリブレーション

以前に初めて購入する際には3Dプリンターに「オートキャリブレーション」という機能があると便利ですよ。という記事を書きました。

オートキャリブレーション機能の場合、ノズルがXY軸方向へ移動する度にZ軸も自動で動くので場合によっては精度が落ちることもありえます。

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今回は、3Dプリンターを組み上げた直後の調整方法、オートキャリブレーションに頼らず手動でキャリブレーションする手順を細かく纏めておきます。

3Dプリンターに不馴れな時には右往左往して時間がかかる面倒な作業ですが、慣れれば1~2分もあれば完了できます。場合によってはオートより早いです。

 

 

①ヘッドを「原点」に戻します。

このXYZ共に全てが座標0の位置に来ることを「原点回帰」と呼びますが、3Dプリンターを扱う機種によって「Origin」「Home」いろいろなスイッチが用意されていると思いますので各機種に応じた操作で行なってください。

原点回帰をするとヘッドがX、Y、Z軸共に「リミットスイッチ」と呼ばれるスイッチが働いた場所まで移動します。リミットスイッチは物理的なマイクロスイッチや光学式のフォトインタラプタといったスイッチを使ったもので、「ここがXYZ軸の基準点0ですよ」という役割と「これ以上動ける機構がないから動いたら壊れますよ」と制御装置へお知らせするという器械の安全装置としての役割もしています。

<原点回帰>

プリンタの組み立て直後やヘッドを手動で動かした場合など、ヘッド(黄色)の位置が不明な状態で「原点回帰」の指示を与えると

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ヘッドはX軸上を原点を目指して移動します。

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リミットスイッチ(赤色)が押された時点でX軸の原点(X:0)だと判明します。

次にY軸の原点を目指して移動します。

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X軸と同じようにリミットスイッチが押された時点でY軸の原点(Y:0)だと判明します。

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原点が判明すると、移動距離を命令で与えると正確な場所へヘッドを移動出来るようになります。(例:X:10,Y:5の位置)

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Z軸も同様にリミットスイッチが押された点をZ軸の原点(Z:0)としています。

 

 

 

②プラットフォームを下げます。

プラットフォームの高さ調整用の四隅のネジでプラットフォームが一番下がっている状態にします。

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③ヘッドとプラットフォームの位置を調整します。

ヘッドに付いているノズルとプラットフォームがぶつかってしまわないように、また浮きすぎてしまわないように調整します。(約1〜2ミリ程度浮かす)

(プラットフォームシートやヒートベッドを取り付けた際や、DIY組み立て式3Dプリンターの初回起動時のみこの調整が必用。一度設定が出来ていれば(組み立て済みの3Dプリンター等)この調整は必用ありません。)

※この調整ではZ軸をPCや3Dプリンタ本体の指示でソフトウェア的に動かさないようにします。

ヘッドを固定しているネジやプラットフォームを固定しているネジ等で物理的に調整する必用があります。(各種プリンタの説明に従ってください)

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どうしてもヘッドやプラットフォームが動かせない場合は、リミットスイッチの位置をズラす、もしくはリミットスイッチの当りに板などを挟むことでZ軸の原点を上げることが出来ます。

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④プラットフォームのキャリブレーションをします。

プラットフォームを少しずつ調整用のネジで上げ、プラットフォームとノズルの間にハガキ一枚が挟まる程度の隙間を作ります。

X、Y軸のみ動かしてプラットフォームの端で調整しましょう。

はがきを挟むのはどの程度の強さかというのは何度もキャリブレーションして感覚で掴む必用があります。

強すぎず弱すぎずという表現以外、言葉では説明出来ません。慣れるとノズルを見なくても調整出来るようになります。

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プラットフォームの4角で調整して、2、3回ほど繰り返しましょう。

1回目でカンペキに調整していても他の3点を調整すると1番目の調整が狂います。

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おつかれさまでした。

これで一度プラットフォームをアルコールで脱脂してテストプリントをしてみましょう。

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1層目の定着が悪いと隙間が大きすぎるのかもしれません。逆に押し付けすぎているとフィラメントがノズルから出ません。手順④で再度調整しましょう。

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