Twitterであまりに非人道的な投稿や迷惑行為を披露をする「バカッター」と呼ばれる人が問題になってから「ネットリテラシー」という言葉をよく聞きませんか?
一言で言えば
「ネットワークや情報を正しく利用できる能力のこと」
ですが、何故正しく利用しないといけないのでしょうか?
道徳的?人道的?
それもありますが、「自身の身を守るため」ということをここではお伝えしておきます。
インターネットの世界は「何処の誰が発信しているのか」という情報は基本的には見えないはずですよね?
もちろん、僕の本名もプロフの「おにゃんこぽん」ではありません(笑)
そういった匿名性の高いインターネットの世界においては、「誰が誰に何を言おうとかまわない」と感じてしまうのも無理はありませんが
実は
ちゃんと「誰がどんな発言をしているのか」とう情報は管理されていますし、情報は途中で抜かれている可能性もあるのです。
今は全世界で、できるだけ情報が途中で抜かれないようなシステムを作ろうとしていますので途中で抜かれるようなことは減りました。が、
あの発言も秘密の画像も「サーバー」には履歴として残っています。
もちろん自由に扱える型で配布はされていませんから一般人には見えませんが、サーバーを管理している「管理者」側は見ようと思えば見れます。
見られているかどうかは解りませんが見ることは可能なのです。
TwitterなどのSNSに限らず、ブログに限らず、掲示板に限らず「サービス」という型で提供されているものには「サーバー」が存在し、それを運営している側の「管理者」が存在します。
管理者は一人じゃない場合もあります。
ほとんどのサーバー管理者は個人的な情報を公開しないという約束を「規約」という型で紹介していますが、利用規約をよくよく見ると「こちらが必要と判断した場合には利用させていただく場合もあります。」「もしかしたら漏洩することもあるかもしれないけど、その際は自己責任でよろしく!」とほぼ必ず抜け道が書かれています。
利用規約なんてあまりよく見る人は無いでしょうけれど、殆どの利用規約にはサーバー運営側が不利にならないようになっています。
サービスを利用する=(イコール)=利用規約に同意している
と見なされるので、管理者が必要と判断した場合にはあなたの情報、発信内容は公開されてもおかしくは無い状態なのです。特に刑事事件等で警察に情報を求められた場合には開示(走査協力)する場合があります。
例えば、SNS等で個人的にメッセージをやり取りする場合、イメージ的には自分のスマホから相手のスマホへ直接メッセージが飛んでいるように感じます。
しかし、実際にはセキュリティーに守られたサーバーを介した通信ですのでサーバー側からは見ようと思えば見える状態なのです。
管理者にモラルがあるなら知り得た情報を一般に開示することはまず無いでしょうけれど、もし「ネタとして開示しちゃおう!」という悪徳管理者の場合は困った事になりえます。
運営側が大きな組織の場合は守秘義務がありますので外部に漏らすなんてことはまず無いでしょうけれど悪意のある個人がサーバーを運営する可能性も十分にあります。
きちんとした業者に見せかけて個人情報を抜くというフィッシングサイトなんてその代表格です。
インターネットを上手に利用するには、
常に「誰かに見られているかもしれない」
という感覚でインターネットを利用するようにしましょう。
そういう感覚で利用すると、自ずと迷惑をかけないネットリテラシーのある利用方法になります。