3Dプリンターの消費電力、他の3Dプリンティストさん達のブログとか見てると月の電気料金が高くなったとか書かれていることがあったので前から気になっていました。
フィラメントが安くても電気代が高かったらランニングコスト最悪ですからね。
そこでエレモニを導入して↓(過去記事参考)
実際どんなものなのか?を計測してみることにしました。
まず、我が家の3Dプリンターは電源投入するとともに3つのファンがフル回転して機内のLEDライトも明るく点灯する仕様なので待機電力は多い方だと思います。
待機時15Wでした。
<参考>電気料金計算機
で計算したところ、このまま1日中待機させた場合、10円弱(27円/kW換算)です。
まず24時間待機させっぱなしということは無いですが、コマメに電源は切ろうと思いました。
次いで、ヒートベッドとノズルを温めながらZ軸を動かした場合、
138W消費でした。
おそらくこれが最大消費量でしょう。
最大消費で24時間動かした場合(まず無いけど・・・)
ということで、最高でも90円弱ですね。
実際のプリント時の消費電力はノズルやベッドヒーターを温めるタイミング、エクストルーダーの動作、各軸の移動時などタイミングによって消費電力はバラバラです。
58W
105W
34W
35W
127W
まあ、ざっくり多めに100W消費と仮定して今回は2.5時間程度の物を作りましたので
8円ぐらいかな?と試算しました。
で、何を作っていたかというと、以前に記事を書きましたが、
掃除機の先端パーツです。
「もうちょいこういう角度の先端ノズルがあったらいいのに」
というような要望は自分で叶えられるのが3Dプリンターの良いところです。
重さは14gなので2000円/kg程度のフィラメントリールだと材料費だけだと28円程度です。
今回、実際のエレモニでの電気代は6.3円(27円/kW換算)という表示でした。試算よりずっと少なかったです。
それも、2.5時間キッカリにスイッチを切ったわけではなく寝る前にセットして、起きたら出来上がってるという状況なので数時間の待機電力も含めてこのぐらいです。
※我が家の場合、深夜電力が安いプランなのでもっと安いはずです。
ということで、我が家の3Dプリンターの消費電力はだいたい80W平均ぐらいで考えると丁度良いのかな?ということが解りました。
フィラメントの使用量、電気使用量、それに各種消耗品を合算したものが3Dプリンタのランニングコストですが、電気使用料は意外と少ない事に驚きました。
次回は3Dプリンタのランニングコストと3Dプリント作品の価格について考察します。
もし自宅3Dプリンターの消費電力が気になるという方は一度エレモニで計測することをお勧めしておきます。
3Dプリンターの出力品の単価について考察しました↓