DreamerDreamのブログ

夢想家の夢です。〜揚げたてのモヤっとしたものをラフレシアと共に〜

DIYで使うインパクトドライバーはどう選ぶ? コード式と充電式を比較してみよう

大工道具の大堂と言えばMakitaHITACHIでしょう。

 

Makitaのインパクトドライバーセット

DIYでも、こういう大工さんが持っているような工具セットは憧れますよね。

このような大工道具には見た目が同じようでもDIY向けと本職用があります

 

例えば、

HiKOKI(旧HITACHI)のインパクトドライバ

本職用はお高いですが、似たようなものであれば同じメーカーからDIY向け商品が出ています。

 

 

昔はDIY向けが多かったRyobiでも、本職向けと

DIY用があります。

 

これら本職用とDIY用の違いはモーターや機構の耐久性電池パックの容量や質といったもので、本職用の方が当然良いものです。

 

しかし、たまの日曜大工で本職用のインパクトを使うというのは正直無駄が多いです。 

 

特に問題となるのがバッテリーの劣化です。

バッテリーは使わず放置しておくと放電して劣化していきます。

いざ使おうと思ったら「充電容量が無い!?」なんてこともありえます。

本職の方であれば日頃から充電しているでしょうけれど、使わない時間が長ければ普通はこまめに充電なんてしませんよね?

せっかく良いインパクトあるのにすぐ使えないなんてショック大きすぎませんか?

このように素人がちょっと使うだけの用途で買っても文字通り「宝の持ち腐れ」になります。

 

だからといって、DIY向けの安い商品はどうか?というと、

これはこれで耐久性やパワーに不安が出ますね。

安いものは当然バッテリーの劣化も早いでしょう。

 

 

そこで、今回お勧めしたいのが、AC100V式のインパクトドライバです。

「コンセント式なんてあるの?」と思った方もあるでしょう。僕もそうでした。

素人がインパクトドライバーと言えば、イメージが既にコードレスなんですよね。

 

100V仕様のこれらの商品、

何より安い。パワーがあるのに安いのです!

 

メリットは、コンセントの100Vが使えるので、当然ながらバッテリーの劣化を気にする事無く使えます。

パッと取り出してコンセントさえあればいつでもハイパワーで作業が可能です。

 

デメリットは、100Vインパクトドライバーの欠点としてブレーキが弱い、もしくは無いことですが僕は特に気になりません。

DIY用途のものはブラシモーター採用なのにブラシの交換不可なんてものもあります。

しかし、実際のところ本職並みに使わないのであればブラシの交換なんて不要です。 この辺を割り切ってしまえばいつでもバリバリのパワーが出せるAC100V式のインパクト充分にアリの商品です。

 

以上、参考になりましたら幸いです。

プーリーと軸の弛み対策 止めネジを止めネジで止める

 CuBaseをしばらく運用していると、少しばかり問題が出て来ました。

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このように、スペック上の耐荷重以上の荷重をかけた状態で前後に激しく動かしていると徐々にプーリーの止めネジが弛んで来て履帯がグラグラになるということが判明しました。

そもそもそのような運用は想定していないだろうし、耐荷重以上の荷重をかける時点で間違っているのですが(笑)これをどうにか改善出来るのならしたいところです。


CuBase プーリーと軸の弛み

 

止めネジになるイモネジをかなりキツーく締めてみましたが何度試みても状態は改善しませんでした。

軸に何度もクッキリ締めた痕が残っています↓

f:id:DreamerDream:20200128115749p:plain

 

そこで今回の改善策ですが、

CuBaseに付属のプーリーには予め予備穴?として90°違う方向にもう一つイモネジを締められる箇所があります。

そこにもイモネジが予め挿入されていますので、

f:id:DreamerDream:20200128115803p:plain

使っていない方のイモネジを外してしまいます。

f:id:DreamerDream:20200128115817p:plain

で、まずは通常通りに軸にプーリーを入れてイモネジを締めます。

シッカリ締めます。

f:id:DreamerDream:20200128115841p:plain

次に、外したイモネジを追加で同じ穴へ入れちゃいます。

f:id:DreamerDream:20200128115853p:plain

外れないようにシッカリ締めます。

f:id:DreamerDream:20200128115905p:plain

図にすると、

通常はこのように軸が止めネジとしてイモネジで止まっているところ↓を、

 

 

f:id:DreamerDream:20200128121246p:plain

「イモネジの弛み止めネジ」としてもう1つ上からイモネジを追加しているワケです。

 

f:id:DreamerDream:20200128121254p:plain

 

結果、

 


プーリーの弛み改善

左:対策実施前

右:対策実施後

同じように負荷をかけて動作させた後の弛み具合の比較です。

もしかしたら多少は弛んでるかなー?とも思い、対策をした側のプーリーをしっかり見てみましたが全く弛んでいませんでした。

 

工業系の方なら既知の情報なのかもしれませんが、ネットで検索しても出て来ないし、僕には1つ勉強になったことなのでこの情報を備忘録として残しておきます。

 

DCモータードライバーTA7291PとTB6643KQの比較 備忘録

以前に、工作でモータードライバーの電流不足でドライバー交換をしたので、そのとき使ったモータードライバーの特徴と接続方法を備忘録として纏めておきます。

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TA7291P

データシート

http://akizukidenshi.com/download/ta7291p.pdf

 

ロジック側電源電圧:4.5V~20V

モーター電源電圧:0~20V

モーター電流:1.0A(ピーク2.5A)

 

f:id:DreamerDream:20200127151719p:plain

接続回路を図に表します。

f:id:DreamerDream:20200127160613p:plain

④の抵抗を介して5Vに繋がっているのは、最大出力で制御する場合。

マイコンから出力制御をする場合、ここにPWM信号を入力します。

 

回路では割愛されていますが、電源とGNDの間にコンデンサを入れる方がドライバーには優しいでしょう。

 

制御は2ピンで正転、逆転、フリー、ショートの制御が行なえる。

f:id:DreamerDream:20200127152144p:plain

ロングセラーなDCモータードライバーで、ロジック電源とモーター用電源が別れており、ロジック電源電圧 < モーター電源電圧 である必要があるが、モーター電源は0〜20Vと幅広く制御出来る。
V系マイコンでの制御がしやすい仕様になっている。

PWM信号を制御用のポートに単体で入力出来るのでarduinoのアナログ出力ピンを有効に使うことができる。

 

 

TB6643KQ

 

データシート

https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/TB6643KQ_datasheet_ja_20110621.pdf

 

 

電源電圧:10~45V

モーター電流:4.5A

f:id:DreamerDream:20200127151734p:plain

接続回路を図に表します。

f:id:DreamerDream:20200127160626p:plain

電源電圧が10~45Vで、ロジック用電源が必要無いので回路自体はTA7291Pよりは簡単。

電源とGNDの間にコンデンサを入れる必要がある。

PWM制御は出力御端子が無いので制御用2ピンに直接入力する。

3.3V系マイコンでも難なく制御出来る。

 

制御は2ピンで、正転、逆転、フリー、ショートが行なえるこれはTA7291Pの仕様と同じ。

f:id:DreamerDream:20200127152225p:plain

 

このドライバーは人が乗ったものでもしっかり動かせるパワー(最大4.5A)がありますが、長時間使う場合は放熱板が必要そうです。

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CuBaseをスケボーにインストールするためのレシピ 備忘録

以前、ミニスケボーにCuBaseをインストールして使ってみました。 

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結果的には動いたのですが、曲がる事が出来ませんでしたのでやり直し!

 

今回は「ボードに乗ってどうしても曲がりたい!」という夢を叶えるために試行錯誤した末の結果をまずご覧ください↓


CuBaseをスケボーにマウント

 

はい、見事に曲がれました!

成功です!

 

ご存知の方も多いとは思いますが、スケボーは一般的には縦向きに乗る乗り物です。

 

 

CuBaseの兄貴分であるCuBoardも縦に乗ります。


走行動画:水上雪上なんのその、悪路も走れる電動スケボー 「Cuboard」発表。4月発売に向けクラウドファンディングへ

 

しかし、CuBaseでは幅が細すぎて縦乗りは無理!!

バランスが取れんのです。

ですので、横乗りです。

 

いいんです!曲がれたんですから!

 

ということで、とりあえず成功したので「乗ってみたい!」という方のために備忘録としてスケボーにインストールさせるためのレシピを残します。

※あくまで個人的な実験としての備忘録なので内容は極めて不親切です。電子工作に不慣れな方は今回はゴメンナサイ。

 

まずは、ボードとクローラーを接合&圧力センサーをマウントさせるための接続パーツのダウンロード先↓

<Googleドライブ>

newBord.obj.stl - Google ドライブ

 

こんな固定部品を3Dプリンタでプリントしてボードの車輪の代わりに使います。

CuBaseとの接合にはL型金具が必要です。

f:id:DreamerDream:20200127140719p:plain

 

けどそのままじゃ横に折れちゃうので、適当なステンレス板で左右のモジュールを固定しました。

f:id:DreamerDream:20200130154014p:plain



先ほどの3Dプリンター製の固定部品には過去記事で作った圧力センサーを設置するスペースが設けてあります。

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圧力センサーは適当に作ります(各々の体重とかもあるしぃー・・・ とっても不親切…)

僕は写真の通り、手前と奥に導線と接触している板バネ(車のワイパーブレードの板バネ)があって、下に鉛筆塗った紙、その下にフェルトという構造にしました。

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ええ、ええ、現場合わせで、そりゃあもう適当ですよ(笑)実験ですのでね。

それを4セット作って、前後左右の圧力を感知するように調整しました。

 

 

マイコンは手元にあったArduino microです。

これぐらいの用途であればArduino nanoやその互換ボードでも充分でしょう。

 

Arduino Nano

Arduino Nano

  • Arduino (アルドゥイーノ)
Amazon

 

Arduinoの良いところはバッテリーの12Vをそのまま「VIN」端子に入力出来ちゃう所です。(モーターと同じ電源で使うなら、大きめのコンデンサぐらいは積んでおくべき)

UNOでもmicroでもnanoその仕様は一緒!

ボード内にレギュレーターが搭載されているので、もしモータードライバー等の他の部品を動かしたい時に5V電源が欲しい時にはArduinoの5V端子から拝借できちゃいます(使いすぎたら壊れるけど)。

今回みたいな用途にはピッタリ!

f:id:DreamerDream:20200130153932p:plain

 

 

で、プログラムは「ちっちゃいコードだからわかるだろー」と都度適当に作ったので、コードが肥大化してるけどコメントはありません(あくまで自分用)。

Arduinoをバリバリやってる人がみたら吹き出すウンコードという自覚はあります。

けど、動いてるからいいんです。

 

<Arduinooの接続ピン>

A0:右前の圧力センサー

A3:右後の圧力センサー

A1:左前の圧力センサー

A4:左後の圧力センサー

 

5:右モータードライバー入力1

3:右モータードライバー入力2

9:左モータードライバー入力1

10:左モータードライバー入力2

 

ざっくり、「全センサーが反応したら2秒後に初期ポジションを感知してモーター制御開始する」というだけのコードです。

 

<Arduinoコード>

newbord.ino

const int sens_FR = A0;

const int sens_BR = A3;
const int sens_FL = A1;
const int sens_BL = A4;

const int motor_1A = 5;
const int motor_1B = 3;
const int motor_2A = 9;
const int motor_2B = 10;

int def_FR = 0;
int def_FL = 0;
int def_BR = 0;
int def_BL = 0;

int old_FR = 0;
int old_FL = 0;
int old_BR = 0;
int old_BL = 0;
int defaultValue = 95;

int nowMotor_1 = 95;//0~255
int nowMotor_2 = 95;

boolean isFront = true;

 

void setup() {
pinMode(motor_1A, OUTPUT);
pinMode(motor_1B, OUTPUT);
pinMode(motor_2A, OUTPUT);
pinMode(motor_2B, OUTPUT);
pinMode(stopPin, INPUT);
Serial.begin(9600);
}

int scan_FR(){
return analogRead(sens_FR);
}
int scan_BR(){
return analogRead(sens_BR);
}
int scan_FL(){
return analogRead(sens_FL);
}
int scan_BL(){
return analogRead(sens_BL);
}


void stopMotor(){
digitalWrite(motor_1A, LOW);
digitalWrite(motor_1B, LOW);
digitalWrite(motor_2A, LOW);
digitalWrite(motor_2B, LOW);
Serial.println("<Stop>");
}

 

void resetAction(){
def_FR = 0;
def_FL = 0;
def_BR = 0;
def_BL = 0;
old_FR = 0;
old_FL = 0;
old_BR = 0;
old_BL = 0;
nowMotor_1 = defaultValue;
nowMotor_2 = defaultValue;
isFront = true;
}

void runFront(){
analogWrite(motor_1A, nowMotor_1);
digitalWrite(motor_1B, LOW);
analogWrite(motor_2A, nowMotor_2);
digitalWrite(motor_2B, LOW);
Serial.print("<Front> ");
Serial.print(nowMotor_1);
Serial.print(":");
Serial.println(nowMotor_2);
}

 

void runBack(){
digitalWrite(motor_1A, LOW);
analogWrite(motor_1B, nowMotor_1);
digitalWrite(motor_2A, LOW);
analogWrite(motor_2B, nowMotor_2);
Serial.print("<Back> ");
Serial.print(nowMotor_1);
Serial.print(":");
Serial.println(nowMotor_2);

}

 

void startAction(){
delay(2000);
def_FR = scan_FR();
def_FL = scan_FL();
def_BR = scan_BR();
def_BL = scan_BL();
old_FR = def_FR;
old_FL = def_FL;
old_BR = def_BR;
old_BL = def_BL;
while(true){
int sFR = scan_FR();
int sFL = scan_FL();
int sBR = scan_BR();
int sBL = scan_BL();

int FR = sFR - def_FR;
int FL = sFL - def_FL;
int BR = sBR - def_BR;
int BL = sBL - def_BL;

if( ( sFR == 0 && sBR == 0 ) || ( sFL == 0 && sBL == 0) ){
break;
}

 

if( 1 < FR && BR < -1 && 1 < FL && BL < -1 ){

if(isFront == false){
isFront = true;
nowMotor_1 = defaultValue;
nowMotor_2 = defaultValue;
}
if(nowMotor_1 < 246){
nowMotor_1 += 10;
}
if(nowMotor_2 < 246){
nowMotor_2 += 10;
}

}else
if( 1 < BR && FR < -1 && 1 < BL && FL < -1 ){

if(isFront == true){
isFront = false;
nowMotor_1 = defaultValue;
nowMotor_2 = defaultValue;
}
if(nowMotor_1 < 246){
nowMotor_1 += 10;
}
if(nowMotor_2 < 246){
nowMotor_2 += 10;
}

}else

if( sFR < old_FR && sFL < old_FL && isFront == true){

if(defaultValue < nowMotor_1){
nowMotor_1 -= 10;
}
if(defaultValue < nowMotor_2){
nowMotor_2 -= 10;
}

}else
if( sBR < old_BR && sBL < old_BL && isFront == false){

if(defaultValue < nowMotor_1){
nowMotor_1 -= 10;
}
if(defaultValue < nowMotor_2){
nowMotor_2 -= 10;
}

}

 

if(nowMotor_1 < nowMotor_2 -10 ){
nowMotor_1 += 10;
}
if(nowMotor_2 < nowMotor_1 -10 ){
nowMotor_2 += 10;
}


if(isFront){
runFront();
}else{
runBack();
}

  

if(FR < -1 && BR < -1){
if(defaultValue < nowMotor_1){
nowMotor_1 -= 40;
}
if(nowMotor_2 < 246){
nowMotor_2 += 10;
}
Serial.println("Rotete_L");
}
if(FL < -1 && BL < -1){
if(defaultValue < nowMotor_2){
nowMotor_2 -= 40;
}
if(nowMotor_1 < 246){
nowMotor_1 += 10;
}
Serial.println("Rotete_R");
}


old_FR = sFR;
old_FL = sFL;
old_BR = sBR;
old_BL = sBL;
delay(100);
}
}

 

void loop() {
int FR = scan_FR();
int FL = scan_FL();
int BR = scan_BR();
int BL = scan_BL();

if( FR != 0 && FL != 0 && BR != 0 && BL != 0){
startAction();
}

stopMotor();
resetAction();

Serial.print("FR:");
Serial.print(FR);
Serial.print(" FL:");
Serial.print(FL);
Serial.print(" BR:");
Serial.print(BR);
Serial.print(" BL:");
Serial.print(BL);

Serial.println(" ");
delay(50);
} 

 以上です。

 

 

 

ところで、「なんでこんな実用的でない乗り物作るの?」と思う現実思考の方もいらっしゃると思います。

 

実は、これら一見意味の無いような実験をすることで

  • クローラーがスピード制御制御出来ることの立証。
  • ストレスが少ない加速度の割り出し。
  • 方向転換時のスピード制御方法獲得。
  • 大負荷をかけても履帯が外れず左右に曲がれることの立証。

をすることが出来るのです。

 

さらに実用的な運用は別件で考えていますので、そちらは頓挫しなければきちんと回路の組み込みや仕上げまで行なうつもりです。

 

乞うご期待ください。(・・・できるかな?)

 

本格派クローラモジュール、CuBaseは実にパワフルで楽しいですよー

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<追記>

バッテリーを使いやすくするために、バッテリーアダプターを3Dプリンターで作りました。

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クローラーの組み立て方 ③履帯

一番手間のかかる部品「履帯」を作っていきます。

 

過去記事のこの部品です。 

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ネジはM3の25〜30mmを使います。(25mmが無かったので30mmです)

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使う3Dモデルはディレクトリ「tracks」の中のものです。

 

出力した履帯パーツ

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写真上から、ナット、ワッシャ、履帯1、スペーサー、履帯2、スペーサー、ネジの順番で必用な個数組んでいきます。

履帯の向きに要注意です。右用左用、裏表がありますので、同じ形のものを使いましょう。

f:id:DreamerDream:20191028162542p:plain

ひたすら重ねてネジ止めして、左右合わせて64個必用でした。

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フレームに組み込むとこのような感じになります。

f:id:DreamerDream:20191028162603p:plain

テンションをかけた状態で車輪をネジ固定します。

f:id:DreamerDream:20191028162613p:plain

車輪の幅は履帯の木に合わせる必用があるのですが、とりあえず仮止めします。

この時点できちんと回転できるか?の確認をしてみましょう。

f:id:DreamerDream:20191028162623p:plain

 

履帯の木は1×4材を1cm刻みで切ります。

f:id:DreamerDream:20191030125441p:plain

治具を使って下穴を空けます。

下穴が無いと、1cmなのでコースレッドを入れた時に必ず割れます。

 

ディレクトリ「zigu」の中にある

【zigu.obj.stl】を使うと良い位置に下穴を開ける事が出来ます。

f:id:DreamerDream:20191030125458p:plain

 

コースレッドで先に組んだ履帯に固定します。

先ほどテンションをかけた車輪を緩めたり、履帯を固定しているネジを外すと履帯は簡単に外れるので外して作業しても良いでしょう。

f:id:DreamerDream:20191030125512p:plain

 

車輪のテンションを緩めると履帯の脱着は横から可能です。

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全部組み上がったらこのような感じになります。 

f:id:DreamerDream:20191030125525p:plain

これでクローラー本体は完成です。

お疲れさまでした。

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あとは、ステッピングモーターを動かせば自由に動きます。

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<動作している様子> 

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<目次はこちら>

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クローラーの組み立て方 ②フレーム

本体のフレームを組みます。

 

過去記事のこの部分の部品です。 

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フレームはコの字型のアルミ柱を使い、最終形態が記事下写真のようになります(写真中のアルミ柱の穴は必用ありません。)

 

[コの字型アルミ柱]

この品番のアルミ柱を利用しました。

f:id:DreamerDream:20200127085817p:plain

厚さは縦横共に約1mm

f:id:DreamerDream:20200127085831p:plain

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幅は約14mm

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高さは約12mm

f:id:DreamerDream:20200127085859p:plain

ロイヤルホームセンター」で入手したもの。

 

 

<必要な長さ>

縦きの柱:380mm、2本

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横向きの柱:114mm、2本

f:id:DreamerDream:20191203154942p:plain

 

 

 

ディレクトリ「frame」の、

【frame_joint_4co.stl】を使って、上下共に約145mmの位置に(出ているアルミ柱が145mm)固定します。

f:id:DreamerDream:20191203155216p:plain

 

 

 

これに、動輪/転輪を仮固定します。

ディレクトリ「wheels」ディレクトリの

【dourin_4co.stl

を出力します。

車軸のアルミパイプは動力ユニットで紹介したものと同じ、直径19mmの長さ143mm

f:id:DreamerDream:20191203155435p:plain

 

ディレクトリ「frame」にある

【frame_dourin_mont_4co.stl

【frame_dourin_spacer_4co.stl

で挟みます。

 

※履帯が完成してから本固定しましょう。

f:id:DreamerDream:20191106092656p:plain

 

 
起動輪側の短いフレームにモーター固定用部品

ディレクトリ「motor」

の【motor_mounter2.stl】と、

ディレクトリ「wheels」の中の

【tenrin_mounter_4co.stl】【tenrin_4co.stl】【tenrin_spacer01_4co.stl】【tenrin_spacer02_4co.stl

を使って転輪を作って長いフレーム側に通します。

f:id:DreamerDream:20191106092854p:plain

 

最終的にギアボックス含め、全ての部品を組み終わるとこのような型で履帯を装着することになりますので、ネジ固定は最後で良いです。

 

動力ユニットを装着すると完成です。

f:id:DreamerDream:20191106093117p:plain

 

<次回> 

dreamerdream.hateblo.jp

 

 

<目次はこちら>

dreamerdream.hateblo.jp

クローラーの組み立て方 ①動力ユニット

まずは動力ユニットを作ります。

 

過去記事、

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で紹介していた部品です。

 

 

※ギアボックスの3Dモデルがどうしてもエラーが出てしまってうまくいかなかったので苦肉の策でスライサーでモデルを統合することにしました。

 

<Sli3erでのスライス例>

ディレクトリ「gires」中にある、

ファイル[girebox_l.stl]と、

f:id:DreamerDream:20191029094538p:plain

ファイル[girebox_wall.stl]、

f:id:DreamerDream:20191029094549p:plain

 

この2つをキッチリ重ねて出力するようにします

f:id:DreamerDream:20191029094559p:plain

以下、これで出来た部品を【girebox_l、girebox_wall】と表記します。

 

 

ギアボックスの組み立てに必用なパーツは、これらです。

 

ステッピングモーター

3Dプリンターでも使われることの多いANET製の「42SHDC3025-24B」というモーターを使用しました。

<参考 RepRapに使われるステッピングモーター

NEMA 17 Stepper motor - RepRap

https://s0.bukalapak.com/img/5955444905/w-1000/nema17_42shdc3025_24b_scaled.jpg

※「NEMA17」というのはモーターの取り付けネジや軸の太さなどのサイズの規格で、数字が大きいほど大きく強力になるそうです。

激安品だと↑のように4つ入りで1,680円のものもあります。

 

・アルミパイプ

車軸に使うアルミパイプは直径19mmのものです。

f:id:DreamerDream:20191203155633p:plain

ロイヤルホームセンター」で入手したものです。

 

これを約143mmでカットして2本作ります。

f:id:DreamerDream:20191203155435p:plain

 

・平ネジ15mm

ステッピングモーターとの接続にはコチラの平ネジを使います。

f:id:DreamerDream:20191106085124p:plain

 

・ネジ30mm

ギアの軸と固定用に使います。

 

 

ディレクトリ「gires」内のパーツ>

f:id:DreamerDream:20191106084947p:plain

 

それと、ディレクトリ「motor」の部品、 

【motor_mounter1.stl】【motor_mounter2.stl】 

(写真のモーターと繋がっている青色の部品)

がモーターのマウント用として必用です。

f:id:DreamerDream:20200123153604p:plain

マウント部品を挟んでギアボックスとモーターを取り付けます。
 

ステッピングモーターを取り付ける側(※片方だけ)のギアボックスのネジ穴をドライバー等で突いて開けます(【girebox_l、girebox_wall】【girebox_r】のどちらでも同じようにモーターがマウント出来る仕様です)

f:id:DreamerDream:20191106085022p:plain

 

 

 

ステッピングモーター(一番下)、モーターマウント(青色)、ギアボックス(ピンク)の順で平ネジで固定するとネジが出っ張りません。

もしネジが余ったり長さが足りなかったりする場合はモーターマウントの厚さで調整してください。

f:id:DreamerDream:20191106085200p:plain

 

ギアボックス【girebox_l、girebox_wall】【girebox_r】のアルミパイプ接続部に部品【girebox_support_2co】をボンドで止めて固定します。

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ここで一度、部品【gire_3rd】と共にアルミパイプにギアボックス、動輪を装着してサイズとマウントする位置を確認しましょう。(次回掲載する動輪部品が必要です。)

図では、左から【girebox_l、girebox_wall】【gire_3rd_spacer2】【gire_3rd】【gire_3rd_spacer1】【girebox_r】の順で組んでいます。

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位置が良ければアルミパイプに部品【gire_3rd】を適当なネジで仮固定します。

※最終的にパイプに穴を開けて完全に固定させます。

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(※画像は大凡の位置、上画像とは左右が入れ替わった画像です。)

 

 

他のギアを組みます。

中ギアには3mmネジを部品【gire_2nd_core】に通しておきます。

下から順に

上ギア:【gire_3rd_spacer1】【gire_3rd】【gire_3rd_spacer2】

中ギア:【gire_2nd_spacer1】【gire_2nd】【gire_2nd_spacer2】(中心に固定用にネジとスペーサー【gire_2nd_core.stl】が入ります)

下ギア:【gire_1st_spacer_2co】【gire_1st】【gire_1st_spacer_2co】

の順番になっています。

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※一度全部組み立てて、完成後にもう一度バラしてグリスを塗布するようにしましょう。

ここで塗布してしまうとギアの最終位置調整がし辛くなります。

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蓋、部品【girebox_l、girebox_wall】を締めればギアボックスは完成です。

次回の「②フレーム」を組み立ててから最終位置の調整をしましょう。

 

 

 

 

この部品はフレームとモーターマウント部品【motor_mounter1】【motor_mounter2】をネジで固定することで組み込み完成します。

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