AやA+やzeroタイプは省スペース省エネ設定の最小構成でLAN端子等が省かれています。そこで、「最小設計のAタイプを最初に購入して使えるのか?」という疑問にお答えします。
まず、RaspberryPiは色々な種類がありますので目的によって選ぶ必要があります。
スペックの違いはこちらで詳しく書いてありますので割愛
Raspberry Piの各モデルの違いと買い方 Pi1 Model A/A+/B/B+、Pi2 Model A/B | ものづくりエクスペリメント
どのサイトを見ても「初心者にオススメはBタイプ」と書いてあり、
「AやA+は最初に購入したら設定自体が出来ないじゃないのか?」という疑問を持っている人も少なくないでしょう。
僕もそうでした。
AはBで設定したシステムをそのままSDカードを入れ替えてAで使えるようにしたりするのためのものかな?と思ってました。
結論ですが、いきなりAを購入しても大丈夫です。むしろそのほうが工夫する力がつくんじゃないかな?って思います。BはSSH接続まで恐ろしく簡単です。
僕の場合、電子工作は「とにかく安い物でまず実験する」というのがセオリーになっているので「なにができるのかなー?」といきなり一番安いAを購入しました(しかも売れ残り一点品)。
Aの特徴は
- USBが1つ
- LAN端子無し
- SDカードがフルサイズ(A+はマイクロSD)
なので最初に用意するべきは
※CUIだけで設定する場合マウスは不要。
とにかくデフォルトでSSH接続が有効なOSを入れていても設定しないとWi-Fiは繋がらないしLAN端子が無いのでキーボードとモニタが直接接続できないと何も出来ない。
キーボード&マウスとモニタを繋いだらとりあえず
ユーザー名pi
パスワードraspberry
でログインしてRaspberryPiが正常か確かめる。
その後、アップデートやらしたいのだがインターネット接続環境が無い・・・。
なのでここで
- Wi-Fiドングル(もしくはUSB-LANアダプタ)
が必要になります。
注)Piを起動させた状態でドングル刺したらいきなり電源が落ちます。逆にOFFの状態でドングル刺したら起動します。ドングルを刺す場合は電源抜いてから!
ここでは当然ネット回線が無いのだからRaspberryPiのOSが標準でサポートしていて差すだけで認識できる実績のあるドングルを選ぶ必要があるのです。
僕が調べた中ではコレが一番実績がありそうで安かったので購入
Amazon.co.jp: BUFFALO 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n技術・11g/b対応 WLI-UC-GNM: パソコン・周辺機器
ただ、発熱スゴイです。
そしてWi-Fi付けたら電源の強いもの、もしくは電力供給可能なハブが必要です。(2Aのもので安定して動いています)
ドングル自身の発熱でWi-Fiが繋がらなくなる不具合は多数報告があります。僕のも最初は問題なく使えていたけど一度熱を持っちゃうと繋がりにくくなりました。BでLAN駆動でも夏場は放熱が必要。なので自前でCPUファンを付けました 。
参考ページ
Raspberry Piに無線LANのUSBアダプタをつける | ものづくりエクスペリメント
このように設定すればSSH接続で使えるようになります。割愛
planexのドングルの方が発熱が少なく良さそうです。
とりあえずWi-Fi接続さえ出来てしまえばSSH接続してネットを介してアップデートやらダウンロードやらフフフなことがイッパイ出来ちゃいます。
そしてPiのとワイヤー接続は電源だけでOK
この状態のままwebサーバーとして活躍できます(笑)
なので最初にAを購入しても大丈夫です!
その他初期設定は過去ブログ
僕はこの後「お!RaspberryPiってなかなか使えるじゃないか!」とBを購入したのですが、やはりBは楽チン♪
SDカード入れてLAN繋げて電源付けたらいきなりSSH接続出来ちゃう。