プールや海に出かけるシーズンになるとスマホを防水ケースに入れて上手に水中撮影をしようという場面が出て来ると思います。
水中撮影の機材
こちらは実際にスマホ防水ケースで水中撮影した様子
タヒチ・ボラボラ島シュノーケリング(Snorkeling on Tahiti Bora Bora Island)
スマホの防水ケースとはこちらのようなものです。
ところで、冒頭の写真はこちらの動画のスクショですが、水面と水中が同時に同時に撮影されていますね。
Coral Garden - Tahaa - taha'a island resort - gopro dome port
これには「ドームポート」と呼ばれる撮影機材が使われています。
↓このような機材
要するに、カメラレンズと水面との間に充分な空間が確保できればこのような撮影が可能になります。
水族館のガラス越しや潜水艦の窓から撮影したような感じですね。
綺麗ですが少し大掛かりになります。
また、オリンピックの水面と水中を同時に撮影している動画がありますが、
The camera technology bringing Synchronised Swimming to another level | The Tech Race
こちらはもっと大掛かりな装置で、実は画像を合成して作っています。
スマホケースで撮影できる範囲というと水中か水面かのどちらか一方で、同時撮影は無理です。 同時撮影は潔く諦めましょう。
あと番外編として「水中ドローン」という撮影方法もあります。
↓水中ドローンを比較してみました。
防水スマホケースの利点欠点
防水スマホケースを付けると利点もありますが欠点もあります。
<利点>
・水中でも平気
本来の機能ですので当然です。
・タッチパネルは普通に使える
傷防止のシートより厚めのシートですが基本的にタッチ操作は出来る程度の厚みで問題ありません。
ただし、水滴が付いたままでは誤操作の可能性があります。
・貴重品を持ち歩ける
スマホと一緒に貴重品を入れて持ち歩けば盗難の危険性を減らせられますしお札が濡れません。これは便利!
※注意点として、鍵や小銭など金属のものを入れる場合は紙の封筒などに入れてスマホに直接触れて傷が付かないように工夫しましょう。
<欠点と対策>
・見え辛くなります。
当然ですが気泡が入りますので直射日光下では画面が見えにくくなります。
予めバックライトを最大に設定しておくのが良いでしょう。
・水中でのタッチパネル操作は無理
水中はタッチパネルが効きません。スマホのタッチパネルは静電容量式と呼ばれるセンサーで水中での使用は一部の機種を除いて基本的に考慮されていません。
また水中では誤作動も多くなります。
・指紋認証は無理
指紋認証センサーはフィルム越しには反応しないようです。
・炎天下でスマホに熱がこもる
炎天下で直射日光に晒されている環境になると自ずと熱が籠り熱くなります。
逆に水中に入れて熱を逃がした方がスマホには優しそうです。
・電話音声は聞こえにくい
電話の音声がきこえにくくなります。スピーカー(ハンズフリー)にすると通話に問題ありませんでした。
・開け閉めすると蒸れる
ケースの中にお金等を入れて必用な時に出し入れすると気を付けていても多少の水分が入ります。その後日光で熱が籠ると蒸れてケースが曇ります。
下でも紹介しますが、乾燥剤を入れておくと良いです。
欠点のほうが目立ちましたが水中撮影できることや、貴重品の管理ができるという利点は大きいです。
少し気をつけるだけで上記の欠点も快適に乗り切れます。
つまり、快適に使えるように上の欠点の対策を全部合わせるとこうなります↓
ですのでスマホにピッタリより、少し余裕のある防水ケースが使いやすいです。
防水スマホケースの種類
基本的な性能はあまり変わりませんが色々なタイプが出ています。
前面、後面ともに透明なパック式のもの
どんな位置にカメラレンズがあっても撮影可能です。
このタイプは両面が透明シートで滑りが悪いのでスマホの出し入れが困難だとレビューされています。
しかし、例えばお札などの紙を入れてその間に滑らせるように入れると難なくスルッと収まります。
後面がカメラ部分のみ透明なもの
このタイプはカメラの位置によっては合わない機種があります。
ケースへの収まりはスムーズです。
貴重品類などが入っていても見えないため防犯性は優れています。
アームバンドの付いたもの
アームバンド部分は透明で無いため上記のものと同じくカメラの位置によっては合わないものもあります。
肩の位置で固定する場合、炎天下ではスマホによる低温火傷に注意しましょう。
水中撮影のためのコツ
乾燥剤を1つ入れると蒸れません。
何度もケースを空けて物を出し入れする場合、乾燥剤を1つ入れておくと蒸れてレンズが曇らなくて良いです。
カメラ部分のみ水中に浸ける
水中撮影はカメラレンズ部分のみ水中に浸けるようにするとタッチパネル操作で焦点などのコントロールをした撮影が出来ます。カメラは逆さにセットしましょう。
また物理的にシャッターボタンのある機種なら水中に浸けても撮影は可能です。
レンズにケースを中途半端に密着させない
レンズにケースが引っ付かないよう気をつけましょう。
しかし、離しすぎると焦点が合わずにブレた映像になることもあります。
この辺は機種の問題もあるので練習が必用そうです。
是非スマホで手軽な水中撮影を楽しんでみてくださいね。
スムーズなカメラ動画を撮るアイテムはコチラ↓をご参考にどうぞ。
dreamerdream.hateblo.jp