Blenderの使い方、前回から随分と期間が空いてしまいました。
何せBlenderは奥が深すぎます。
僕もやっとこさ、少しだけ使い慣れて今日は気が向いたので続編を書きます。
今回のテーマは「簡易変形でねじる」です。
<実践>
まず、円柱を作ります。
「編集」モードにして、
ツールタブの中から「ループカットとスライド」を選択します。
オブジェクトにカーソルを合わせると少し見え辛いですが、中心に紫のマークが見えます。
カーソルの位置によっては縦にカットされるので水平になるよう合わせましょう。
このカットの線をマウスホイールのアップダウン、もしくはPageUp/Downで均等に増減することが出来ます。
Macの場合はPageUp は「Fn + ↑」PageDownは「Fn + ↓」で対応しています。
イイ感じにループカットされたらEnterで決定。その後カーソルで微調整が可能ですが、必用なければもう一度Enter。
編集モードでみるとこんな感じ。
モードを「オブジェクトモード」にして
「モディファイアー」タブの中から「簡易変形」を選択します。
「ねじり」がせんたくされていますので、そのまま角度を設定しましょう。
今回は180度。
はい。捻られていますねー?
OKであれば「適用」を押して変形の確定してください。
「編集」モードで見るとこんな感じ。
きちんと頂点がループカットした部分に沿って捻られています。
もし、ループカットしていない場合は↓の右のようになって面がおかしくなります。
<応用>
「ねじり」タブの中に「X軸をロック」と「Y軸をロック」というチェックボックスがありますね。
このロックの意味を理解するのに少し時間がかかったので備忘録として記します。
どういうことかといいますと、ロックしない状態で上から見るとこのように上下共に綺麗に回転した物体になりますが、
「X軸をロック」にチェックを入れるとこのように変形します。
斜めから見るとこう
おわかりでしょうか?
Y軸方向(緑矢印)の面(線)は回転と共に変化していますが、
X軸方向(赤矢印)の面(線)の向きが変わっていませんね?
Y軸をロックするとこうなります。
今度はY軸方向(緑矢印)の面が変わっていません。
この状態で180°ねじると面が閉じます。
ソリッドで見るとこんな感じになります。
<実験>
「じゃあ、5角柱の場合はどうなるの?」という疑問が出て来ました。
五角柱をループカットしまして
捻る!
「X軸をロック」で45°
60°
90°
180°
何とも奇天烈な変形になりましたが、理解できました。
「X軸をロック」とは、「X軸上の点間の距離を変えない」ということです。
「じゃあ、飛行機のプロペラのような円柱を捻ったような螺旋形状も簡単だよね?」
↓こういうの
と、普通は思うじゃないですか?
そうは問屋がなんととやらで・・・僕はここで「あれ?あれ?」と少しハマりました。
円柱を作って、普通オブジェクトモードでXY比を変えて変形させて
ねじると、こういう捻りになります。
オブジェクト内部で捻られています。
これはオブジェクトとしてのXY軸の比率が変わっているからで、その中での変形になるんですね。
「編集モード」で形状を編集しましょう。
その後捻ってやると狙った変形が可能になります。
今回は以上です。