スーパーでのよくある乳製品コーナーの陳列風景ですね。
みなさん、牛乳はいつもどう選んでいますか?
「そりゃ安いのがお買い得でしょ?」
と思って賞味期限だけ気にして買っている牛乳、実は「牛乳」じゃないかもしれません。
僕も騙されていました。
本物の牛乳の表記はこうです。
「北海道牛乳」
「酪農大地の恵みの牛乳」
種類別名称:牛乳
そりゃそうだ。
原材料名:生乳100%
あたりまえだ。
「牛乳」だったらどれも同じ表記です。
次にこれ。
「まきばの空」
種類別名称:成分調整牛乳
え?これ成分調整なの?と思ったあなた、要注意ですよ。
原材料名:生乳100%
まあ、生乳が原材料で乳脂肪分だけ成分調整してあるので「牛乳」と読んでもまあ間違いではないでしょう。
問題はこれら
「あじわい便り」
「牧場の大地」
種類別名称:乳飲料
そうです!牛乳でもなく、成分調整でもなく、実は「乳飲料」なのです。
乳飲料といえばカフェオーレのような、一丸に牛乳とは言えない製品も含めた名称です。
原材料名:乳製品、生乳(50%未満)、乳糖
原材料はもはや生乳成分は50%を切っています。原材料は多い順に書く決まりですから謎の「乳製品」が主体の飲料なのです。
(バファリンだって半分は優しさなのに・・・古)
次いで、
「特濃」
種類別名称:乳飲料
原材料名:乳、乳製品、ビタミンD
何??なんなの?
乳って生乳じゃなくて?
上で紹介しました同じメグミルクの本物の牛乳には「生乳」とちゃんと書かれていましたから、これはワザとらしい表記です。
生乳を殺菌処理したものが牛乳です。なら乳とは??ってことですよ。
謎乳です。
パッケージには「乳成分4.3%、濃くておいしい特濃」と書いてあります。
牛乳に表記されている「乳脂肪分」ではなく、「乳成分」です。こういう書き方だと、生乳が4.3%だけという意味で書いていてもあながち嘘じゃないんですよね?
そして、パッケージやサイトにはどこにも「牛乳」という言葉は使われていません。
<公式サイト>
公式サイトには「口に広がるミルク感」と書かれています。つまり、「ミルクのように感じます」ってことですよね?
これってアリなの?
こいつがカフェオレとかの乳飲料とかと同じ商品棚ではなく、牛乳のような顔をして堂々と陳列されているのです!
しかも、本物の「牛乳」と混ぜて陳列されているのです。
「お前の陳列棚はここだろ!」と言いたいです。
世間では酪農家が減少しているといいます。
アメリカで人工肉も実際に発売されはじめました。
これ、悪意ではないものの、何やら作為を感じませんか?
人によっては「飲んでみて分からなきゃ別にいいじゃん」と思うかもしれません。
僕は牛乳と思い込んでいたので「してやられた」という感じがしました。
皆さんはどう感じるでしょうか?
こういった「食品の裏側の事情をもっと知りたい」という方には、その名も「食品の裏側」という本がすごく為になります。
作者は「安部司」さんという、実際に食品添加物を売り歩いていたトップセールスマンで、書かれているのは実際の業界の裏話ですので、話にすごく信憑性があります。