以前に、工作でモータードライバーの電流不足でドライバー交換をしたので、そのとき使ったモータードライバーの特徴と接続方法を備忘録として纏めておきます。
TA7291P
データシート
http://akizukidenshi.com/download/ta7291p.pdf
ロジック側電源電圧:4.5V~20V
モーター電源電圧:0~20V
モーター電流:1.0A(ピーク2.5A)
接続回路を図に表します。
④の抵抗を介して5Vに繋がっているのは、最大出力で制御する場合。
マイコンから出力制御をする場合、ここにPWM信号を入力します。
回路では割愛されていますが、電源とGNDの間にコンデンサを入れる方がドライバーには優しいでしょう。
制御は2ピンで正転、逆転、フリー、ショートの制御が行なえる。
ロングセラーなDCモータードライバーで、ロジック電源とモーター用電源が別れており、ロジック電源電圧 < モーター電源電圧 である必要があるが、モーター電源は0〜20Vと幅広く制御出来る。
5V系のマイコンでの制御がしやすい仕様になっている。
PWM信号を制御用のポートに単体で入力出来るのでarduinoのアナログ出力ピンを有効に使うことができる。
TB6643KQ
データシート
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/TB6643KQ_datasheet_ja_20110621.pdf
電源電圧:10~45V
モーター電流:4.5A
接続回路を図に表します。
電源電圧が10~45Vで、ロジック用電源が必要無いので回路自体はTA7291Pよりは簡単。
電源とGNDの間にコンデンサを入れる必要がある。
PWM制御は出力御端子が無いので制御用2ピンに直接入力する。
3.3V系マイコンでも難なく制御出来る。
制御は2ピンで、正転、逆転、フリー、ショートが行なえるこれはTA7291Pの仕様と同じ。
このドライバーは人が乗ったものでもしっかり動かせるパワー(最大4.5A)がありますが、長時間使う場合は放熱板が必要そうです。