今回は新しく手に入れたヒートガンをレビューします。
ヒートガンは車の樹脂ボンネットの修理、塗装後の乾燥から樹脂パイプ曲げ、シール剥がしに3Dプリント後の成形に熱収縮チューブの収縮、台所の脂汚れ取りに曲げ木にガジェットのシール部分の分解などなど・・・DIYではいろいろと可能になる便利アイテムです。
前から欲しいなと思っていたのですがドライヤーでも代用出来るしなーと躊躇していました。
今回、この温度設定&デジタル温度表示付きのものがお値打ち価格で出ていたので思わずポチっとしてしまいました。
構造自体は単純なので日本製で無くても問題無さそうですが今まで温度設定が出来るものは高価なので手が出せませんでした。
このモデルは温度設定が出来てしかも付属のパーツが最初から多いのでパーツを買い足さずとも使えます。間違いなくお買い得と言えるでしょう。
多種ノズルの他にシール剥がしに使えるスクレーパーも付属しています。
説明書の日本語も細かい言い回しなどを除けばきちんと読めるものです。
ヒーターを立てた状態で使えば両手が空きます。
一点だけ謎なのが、何も無いのに何故か外れる吸気口のふた。
粉塵の多い現場では別にフィルターが取り付けられる?ということでしょうか?
Amazonの商品レビューで「温度がそんなに上がらない」というものがありました。理由は木が焦げないからだそうですが・・・情報がアバウトなので実際にテストしてみました。
300度設定で排気口の温度を計測。
168度?ん?風が出ているので正確に計測するのは難しいようです。
600度設定にすると内部のヒーターが赤く光っています。
600度というのがどこの温度のことなのかは解りませんが、ヒーターの色的には600度ぐらいは出ていそうな光り方です。
ヒーター部分を計測しようとしていますが、
発赤しているので少なくとも400度以上はあると思うのですが、やはり風に邪魔されて直接の計測は無理なようです。
試しに3DプリンターのPLAフィラメントを過熱してみました。
これは一度熱を帯びると余裕でどろどろに溶けていますので200度以上は確実に過熱されていますね。
(これ、後で掃除が大変でした・・・)
前からやってみたかった半田を溶かすということもしてみました。
半田も溶けましたので300度台までは間違いなく過熱されているようです。
しかし風量が結構あるのでチップが軽く飛ばされてしまいます。
特に用途無く外したチップ達です。
このゴマ粒大のチップは再利用出来る気がしません。
このヒーターはスイッチをOFFにすると一定時間冷却してからファンの電源が切れる仕様のようなのですが、それだけでは冷却不足なので以前に購入した卓上扇風機がここで約に立ちます。
やはりこの扇風機はなかなかお勧めです↓
熱だけでなく風が出るので正確な温度測定は出来ませんでしたが半田が剥がせるなら問題無いでしょう。
この価格でこの性能なら充分使えるヒートガンです。