こちら、Amazonから入手出来るElecrowのタッチパネル液晶ディスプレイです。
このディスプレイ、RaspberriPi用に作られた静電容量式のタッチパネル搭載の非常に優れたディスプレイだということです。
但し、ラズパイ同様に基板剥き出しなので扱いには注意も必用です。
梱包は丁寧に緩衝剤で包んであります。
肝心の液晶パネルは保護フィルムの上にさらにフィルムを重ねてある徹底ぶりです。
今回はこのディスプレイの保護フィルムは勿体ないのでそのまま使う事にしました。
保護フィルムを剥がす為のテープだけを除去しました。
付属品はインストールCDの他、説明書、サービスカード、USBケーブル、HDMIケーブル、ミニHDMI変換端子、基板用の足と至れり尽くせりの内容です。
HDMI端子にはカバーもきちんと付いています。
ディスプレイ用の足はこのように基板を浮かせて置けるので基板を傷めず安心してディスプレイ表示を試す事が出来ます。
このディスプレイ、このままRaspberryPiに繋いだだけでも機能するのですが、そのままでは640×480サイズの表示が800×480に横に引き延ばされてしまいます。
このままでも使えなくは無いのですが、少し違和感がありますので説明書の通りにSDカードの内容を書き換えます。
RaspberryPiの起動用SDカードのboot領域にconfig.txtというテキストファイルが存在しているのでそのテキストの一番下に下記内容を書き加えるだけです。
ラズパイ側からは直接設定出来ないみたいなのでSDカードを別のパソコン等で編集します。
※説明書での説明
説明書での説明をそのまま打ち込むのは手間なのでElecrowのサイトからコピペするのが楽です。
<Elecrowのサイト>
HDMI Interface 5 Inch 800x480 TFT Display - Elecrow
<抜粋>
# --- added by elecrow-pitft-setup ---
hdmi_force_hotplug=1
max_usb_current=1
hdmi_drive=1
hdmi_group=2
hdmi_mode=1
hdmi_mode=87
hdmi_cvt 800 480 60 6 0 0 0
dtoverlay=ads7846,cs=1,penirq=25,penirq_pull=2,speed=50000,keep_vref_on=0,swapxy=0,pmax=255,xohms=150,xmin=200,xmax=3900,ymin=200,ymax=3900
display_rotate=0
# --- end elecrow-pitft-setup ---
SDカードをRaspberryPiに挿して起動したら完了です。
640×480の時の表示(斜めだけど)
800×480の時の表示
きちんと設定すると表示領域が増えるので使い勝手も格段に良くなります。
ディスプレイも基板剥き出しだと使い勝手が良くないので3Dプリンターでケースを作りたいと考えていましたら、Thingiverseにそのものズバリのケースを公開してくれている先輩を発見しました。
これらの5インチ用のデータを有り難く利用させてもらって作ったケースがこちらです。
なかなかイイ感じです。
RaspberryPiと繋げるとこんな感じになります。
ラズパイをディスプレイの後ろにマウントすることも出来ますが・・・、少しケーブルが目立ってしまいます。
ともあれ、きちんと使えるので良しとします。
やはり3Dプリンターは便利ですね。
ということで、今回はラズパイ用タッチパネルディスプレイの紹介でした。