「スマートロックを自作しました。」
こういうブログを、「え?なんで既製品買わないの?」「承認欲求強すぎでしょw」「既製品のほうが安くて確実じゃん!」と冷めた目で見られる方も少なからずあります。
鍵の情報を出しているページでは「スマートロックの自作をおすすめできない理由」というタイトルの記事が存在します。
この記事を読むと、「確かに!」と思うところがあります。(記事中の「素人」がどのレベルの素人かは不明ですが、仕事でITに携わっていない僕も素人です。)
実際に作るのを挫折したという報告もあります。
既製品は確かに見た目が綺麗で動作が保証されているという面に関しては評価が高いです。
しかしながら、コスパに関しては意義あり!なので反論します。
なぜならスマートロックは一度導入すれば永久的に使い続けられるものではないからです。
電化製品は使っていればいつか劣化して壊れますから、既製品であれば劣化による故障はほぼ買い替えとなります。
それとは別に、スマート家電と呼ばれるものには必ず「サービス期間」がついて回ります。
サービス期間は、一般的な家電の保証期間とは意味が異なることに注意です。
例えばスマート家電で電気を点けよう!とスマホを触ったときに、スマホから直接家電を操作しているように感じます。(※実際そういう家電もありますが…)
が、多くのスマートロックに関してこれは間違いです。
実際は、インターネットを通してサーバーからスマートロックを操作しています。
目には見えないので普段は意識しませんが、ネット上のサーバーが運用されていないとスマートロックは使えないのです。
つまり、このサーバーの運用期間がサービス期間ということになります。
実際に終了した商品の例
このように、サービスが終了するときは「◯月から使えなくなります」と突然アナウンスされ、製品自体は壊れていないのにあっけなく使えなくなります。
また、サーバーは動いているけれど、スマホのソフトウェアが更新終了してしまうパターンもあります。
更新終了なので、スマホの相性によっては今後インストールしても使えるかもしれないし、使えないかもしれません。実にアバウトな告知ですが、最終出荷辺りで購入したものは最悪3年程度で使えなくなってしまう可能性もあるということです。
使えなくなってしまったスマート家電は
買い替え
しか選択肢はありません。
何年かごとに買い換えが必要です。 そう考えると 自作=コスパが悪い とは言えません。逆に 既製品=コスパが悪い とも言えるのです。
特に鍵がダブルロックの場合は2つ買い換えないといけませんのでお値段も倍。
買い換えると当然使い勝手も変わります。いつも便利に使っていた機能が使えなくなったり、余計な機能が付いてきたりします。
そして買い換えた後の元のスマートロックは当然廃棄処分ですよね?
自作品なら不要になっても部品取りやリメイクしていつまでもアップデートして使うことができます。
故障しても汎用電子部品で構成された自作スマートロックであれば部品交換で安く修理対応できます。
どうです?自作スマートロックは実にエコロジーでSDGsな取り組みだと思いませんか?
既製品スマートロックはいくら高価なものでも結局はスマホと同じように消耗品です。「その次代の新製品に買い換えること」を当然として最初から購入すべきでしょう。
新製品であれば数年は確実にサービスが継続されていることでしょう。
「サービスの終了」
これはスマートロックに限らず、あらゆるスマート家電にいつか訪れる運命です。
いや、でも今や8000円を切ってるって・・・やすいなー