フリマアプリ「メルカリ」を利用して稼ぐにはどんな商品を売ったらいいのか?を考察してみた。
収益を得るためには
・高く売れるもの(希望販売価格が高いもの)
・人気のあるもの(数が多く出るもの)
・安く仕入れたもの(元が無料のもの)
を売ることは当たり前だが、商品と以下のバランスを考慮しないと大赤字になる可能性がある。
①メルカリ手数料
これは出品商品の10%
つまり300円の場合は30円
10000円の場合は1000円
が手数料として差し引かれる。
大きな額の商品は要注意だ。
例えば転売目的で業者から最安値2000円で出ているような商品を大口購入等で1つ1500円で手に入れて1900円で転売しようとする場合、価格差の400円が利益になるわけではなく、
販売価格1900円 ー 手数料190円 = 売上1710円
売上1710円 ー 購入費1500円 = 利益210円
となり、210円の利益になる。
送料込み価格で出品した場合はそこから発送料金がかかるので、利益は
利益210円 ー 下記②の送料
になる。
よく考えないと中途半端な価格差での転売は赤字になる。
②発送料金
これは送料込み価格が当たり前のメルカリでは必ず考慮しないといけない。
送料込み300円で売った品の送料が400円かかっていたら結果−100円。何をしているのかわからない。
300円で売るなら最低でも82円や120円で近くでポストインできる商品でないと割りが合わないだろう。
封筒やメッセージカード等を入れると
封筒百均で長3サイズで25枚入りだと1枚4円
メモ帳100枚だと一枚1円
切手82円+封筒4円+メモ帳1円=87円
発送時の自転車とか車とかペンとかノリとかの消耗品もろもろ込めて最低でも合計約100円ぐらいはかかると見ておいてよいだろう。
③手間(制作時間)
これはハンドメイド品を売るときに時給いくらなら割りが合うのか?ということになる。
元が無料のものを仕入れ含めて1時間かけて作った作品を300円で売ると単純に時給300円だが実際は
利益 = 時給300円 ー ①のメルカリ手数料 ー ②の送料
だ。
結構手間のかかるであろうハンドメイド品を格安で売っている人もいるが、名前を売るという目的以外ならもう少しマシな価格をつけるべきだと思う。
④在庫を置くスペース
これは意外と盲点かもしれない。不要品をメルカリで処分しようと出品する場合もあるだろうが、
出品した = 処分できる とは限らない。
出品した = 売れるまで置いておくスペースが必用 なのである。
いつ売れるか分からない商品を置いておかないといけないというほど無駄なことはない。
⑤不良品等の対応
クレームとしてよくあるのは
・商品が違う
・出品時の説明が不十分
・商品を発送したが届かない
だと思う。
意図せず間違えた商品を送ってしまったのであれば商品交換で対応出来るが、その際の往復送料は出品者側が負担することになるだろう。商品が安いものであれば交換より破棄してもらって新しく発送した方が安上がりになることもある。
説明不足で送り返される場合もあるだろう。その際も相手を怒らせてしまったのであれば着払いは不可避だと思う。
なので往復の送料を含めても痛手にならない程度の利益(最悪でも±0円)を考えて値段をつけるべきだと思う。
一番困るのが郵送時のトラブルだ。
メルカリは出来るだけ送料の安い発送を選択する人が多いので普通郵便での発送が多くなる。
送ったが届かないのはこちらが悪いわけではないが、受取手からすれば「お金払ったのにもしかしたら詐欺されたかも」と疑っているハズだ。
受取手が実際には受け取っているにも関わらず受け取っていないと言い張っている場合もある。と販売者まで疑い出したら喧嘩になる。
これは正直どちらか分からないしどちらでもなく運送会社の問題の場合もある。
その場合の対処法を予め決めておかないと高額な商品を2度も送ることになると大赤字だ。安価な商品は普通郵便でも、高額な商品は配達記録や追跡可能な発送方法を選ぶ必用がありそうだ。
(実際に郵送事故に逢いました↓)
上記の内容を纏めると
元が安く仕入れられ、小さく場所をとらない商品を高額で売ると利益になる!
ということ。
例えば人気のあるシール、カードなど薄くて売れなくても置き場に困らない定型郵便サイズで送れるもの。
郵送時のコストや手間を省くなら「データのみ」の販売も視野に入る。
例えば3Dプリンタ用のデータ作成。
姓名診断や占い。
読書感想文などの考える系宿題代行。
これらは必用な元手はPCの電気代ぐらいで後は利益になる。
安価で仕入れられてウケて儲かるものというのはなかなか無いが「無くはない」のでいろいろアンテナを張っておくと面白いと思う。
今から初めてみようかな?と思う方はこのような丁寧なガイド本も出ていますので参考にどうぞ↓
本格的にフリマで稼ぐとなると拠点としてバーチャルオフィスを利用するという方法もアリです。