家庭用ミニCNCフライス盤は、「切削機」なので角材や板を削り取って加工する工作機です。
前回、その種類を比較しました。
今回は扱える材料にどんなものがあるのか?を調べて纏めてみました。
版画板(木材)
ミニフライス盤は、軟らかくて溶けない、木材の加工を得意とします。
木材の中でも版画板は木目が細かく加工に向いた素材といえそうです。
単なる「木材」であれば、1×4材を切った端材とか100均の木材が安くて練習になります。
フライス用の材料としては格安なので練習用途にはピッタリです。
アクリルブロック
アクリルもよく切削加工される材料の一つです。
但し、衝撃に弱いのでドリルの速度を間違えたら割れやすいのと、熱で溶ける性質があるのでドリルの回転速度が早すぎるとドリルビットに溶けた素材が貼り付いてしまうということもあります。
PVC(塩化ビニル)板
こちらもよく切削対象になる素材です。
燃えにくい素材でいろいろな面で利用されています。
P板(プリント基板用)
電子基板を作る為の板で、片面/両面に銅箔を貼ってある基盤です。
フライスでは配線に不要な箇所の銅箔を薄く削り取り、必用な銅箔を残すことで回路を形成します。
アルミブロック
家庭用ミニフライス盤では切削が困難な金属、その中でも比較的軟らかく加工しやすい金属です。
ブロックのお値段は高めなのでDIYでは貴重な素材です。