前回はデメリットを書き出しましたので
今回はメリットを記します。
メリット
頭の中のものをとりあえず現実に出現出来る
これこそ3Dプリンターの使い方ですよ。
たとえば木工をしていて、「ドリルで同じ位置に穴を開けるのにガイドが欲しいなー」とか電子工作で「基盤ぴったりなケースが欲しいなー」とかぼんやり考えるけどわざわざワンオフで作るのは面倒臭いものを寝てる間に機械が作ってくれます。
簡単なものなら修理ができる
たとえばカーテンフックとか、壊れたカメラレンズのキャップとか、おもちゃのギアとか必要な部品が寸法さえわかれば再現出来ちゃいます。
ちゃちい部品なのに高い!というものを買わなくて済みますし、簡単なものだと壊れてもあまり悩まなくなります。
周りから重宝される
これは前にデメリットとしても挙げましたがメリットとしても同じことが言えます。
3Dプリンターを持っている事を周りに知られると頼まれごとは必ず増えます。メリットかデメリットかは捉え方次第。
機械に強くなる
個体差もありますが、3Dプリンタに故障修理は付き物です。
使って修理しているうちにどういう構造なのかは嫌でも覚えることになるでしょう。
3Dモデルが作れるようになる
3Dモデルが作れるようになると2Dデータより遥かに表現の幅が広がります。
これは人に何かの構造を説明するときにすごく役立ちます。たとえば、部屋のモデルを作って実際にテレビを置いてみたらこんなサイズ感なんだーと実感できますね。
3DデータはWeb上には世界中の3Dモデラーが作った公開データが意外と沢山あるので1からデータを作らなくも公開データをうまく利用すればサクサクとモデルを作ることも出来ます。
メリットだと思っていたけど意外とそうではなかったこと
プリントしたものが売れる
3Dプリンターを使った作品がハンドメイド品として売れる!ウハウハだぜー!
と思っていましたが、試しに売ってみると反応薄ぅ!!
作るものにも売り方にもよるでしょうけれど、マーケットが無ければ驚くほど売れません。
どんな形状の物でも作れる
重力には逆らえません!
出力する方向やサポートの仕方、層を作る方向を考えないと層が剥がれるなど、予想以上に制限があります。
形状と力のかかる方向はよくよく考えて出力しないと強度不足になることも。
プラスチックだから水に濡れても大丈夫
出力したものは劣化します。
特にPLAフィラメントは湿気に弱いのですが、それは出力後も同じことで特に水場で使っている物は2年も使えば強度が落ちてパキパキに割れます。
まあ、データがあればまた作り直せば良いだけなんですけどね。
以上がメリットです。
しかし3Dプリンターは楽しい機械です!