以前にラズパイ3を無線アクセスポイント化しました。
このアクセスポイント化の設定のまま、WiFi非搭載のラズパイ2へSDカードを移動させて、Wi-Fiドングルでアクセスポイント化させることは出来るのか?
という実験を行いました。
実験結果
今回、そのまま移動させて使えたのは
こちらの「謎のドングル」
「802.11n」としか表記されていませんので、メーカー不詳です。
たぶん、何かのオマケに付いて来たものですが、忘れました。
amazonでも爆安価格で売られている、たぶん技適の通ってない中華製?
それと、ラズパイでWiFiといえばこちらがよく使われているPLANEX社のドングル。
このドングル、昔は安かったのですが、今は値段が上がっています。生産終了品?
そして、残念な結果だったのがこちらのBUFFALOのドングル。
これは子機としては普通に使えますが、 アクセスポイントとして使おうとするとラズパイ3のそのままの設定ではダメでした。
おそらく、ドライバの設定が違うのだと思いますが、今回はそこまでの実験はしません。
実用例もありますので、どうにかすれば使えるはずです。
<参考>
USB 無線LAN をつかってraspberry pi 2をアクセスポイント化 – PoohKidsParty
さらに、このBUFFALOのドングルを挿して使ってから、どのドングルでもラズパイ3でもアクセスポイントとして機能しないという謎の事態に見舞われました。
どうやらIPマスカレードの設定が書き変わった?のが原因のようで、
sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE
とコマンドを打つことで戻すことができました。(焦りました)
スリープモードの解除
ドングルをアクセスポイントとしてしばらく使っていると、急にWi-Fiに接続出来なくなりました。
どうやらドングルがスリープしているようなのでスリープ解除する必要があるようです。
<参考>
raspberry pi にしばらくすると SSHで接続できない - Takuya71 のぶろぐ
/etc/modprobe.d/にファイル8192cu.confを作ります。
sudo nano /etc/modprobe.d/8192cu.conf
中身に
options 8192cu rtw_power_mgnt=0
と書いて保存して再起動します。
再起動後、接続出来なくなりますので、
IPマスカレードの設定をやり直します。
sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE
そして再起動させると、スリープしないでラズパイ3の時と同じようにアクセスポイントとして使えるようになりました。
ちなみに、謎のドングルよりPLANEXのドングルの方が電波が強いようでした。
<アクセスポイントとして使えるものたち>
<追記>
上記の方法でもたまに接続出来ない事があり、不安定です。
やはりラズパイ3用の設定だからでしょうか?
もう少し安定して接続出来る方法を模索することにします。