このたび「鹿笛(鹿避け笛)」というアイテムを入手しました。
Xでその存在を知ったのですが、鹿笛は車やバイクなどに取り付けて走ると走行風を受けて野生動物が気になる音(超音波)を発して車の存在に注意を促すことのできるというアイテムだそうです。
※あくまで鹿にこちらの存在を気づかせるためのもので、鹿が音で逃げるわけではなく、「なにの音?」と気づかせて道路への飛び出しを防ぐ目的であるということには注意です。
昨今、僕の周りでも野生動物との接触事故をよく耳にするので転ばぬ先の杖として設置することにしました。
北海道では今は割とメジャーなアイテムで、2016年にニッポンレンタカーが北海道の全車両に搭載して話題になったそうです。
穴の空いている面を正面に、車が走行中に風を受ける箇所に設置すると、穴から吸気されて笛が鳴るそうです。(約50km/時以上から機能するそうです)
構造を見ると吸気された空気は下へ逃げるようです。
気になる音はというと、走行中に窓から試したところ「ヒュ~」という風切り音だけで、「ピー」とか「プー」といった一般的な笛の音はしませんでした。
「変な音を発しながら走行している車」とは思われないかな?と心配していましたが、これなら全く問題無いでしょう。
鹿にはきっと「変な音を鳴らしながら走っている何か」として警戒されることでしょう。人間の感覚からすればホイッスルを鳴らしながら走っている車?でしょうか?たぶん気づきますよね?
音はこんな音です(最初の方はリコーダーの音です)↓
周波数解析アプリで本当に鳴っているのか試してみました。
半信半疑でしたが、しっかり鳴っているようです。
本当に効果があるのか?というところですが、これはレビューでも評価の分かれるところで、実際に同じ状況で笛ありの場合と無しの場合とで不意に鹿と遭遇することは不可能ですので評価のしようがありません。ニッポンレンタカーさんは効果を実感しているとのことでした。
ただ、万が一事故が起こった際に「付けておけばよかった」と後悔したくないので取り付けておくことにしました。
また、「50km/h以上の走行時」という所もキモで、実際に「野生動物が飛び出して来そうだな」という場所では自分も気をつけてスピードを出さないでしょうから付いていても付いていなくても関係ないと思われます。
思わぬ所で不意に飛び出して来る場面で、相手(鹿)が気づいてくれれば止まってくれるかもしれないという点がこの商品の利点だと考えます。
またいろいろなタイプがあり、今回購入したのはこちらの2つ穴のもの。
2つ笛があるから1つが故障したとしてもきっと大丈夫なはず。
ルーフキャリアベースに取り付けたので特に違和感も無し。
1つのタイプもあります。
どうやら使用時は左右2個セットとして使うのがセオリーのようです。
モノによって音や効果がどう違うのかは不明ですが、設置する車のデザインや場所によって選択肢があるというのは良いですね。