前回、ボールペンで無事に円が描けましたので、エンドミルを用意して実際に柔らかい素材の切削を試してみようと思います。
今回購入したものはコチラ
同じ径のものが1.0mm〜3.0mmまで2本ずつ入っているものです。
精度は解りませんが、軸の長さが1.5mmのものだけ若干違います。
3.0mmのものはテーパーの大きさが若干違う・・・まあ安いので仕方ないですね。
ドリルの先端部分は問題なさそうです。
しかし、いきなり取り寄せたものを使ってもし折れたらショックがデカいので、ひとまずダイソーのルーター用ドリル0.5mmを付けてみることにしました。
ほっそ!
そもそもフライス用ではないのですぐ折れそうです。
ひとまず20mmぐらいのものを作ります。
Inkscapeで0.5mmで彫れそうなものをデザインします。このブログのロゴです。
jscutでGコードにします。
ncviewerで確認します。
このGコードを作成する流れは前回の記事にまとめています。
さて、jscutで出来上がったGコードにはスピンドルの制御が含まれていませんのでGコードをテキストエディタで、スピンドル始動「M03」と、停止「M05」のMコードを最初と終わりに付け加える必要があります。
ドキドキの切削開始です。
今回削る素材はそのへんに転がっていて何が入っているのか解らないDVD-Rディスク。
DVDディスクの素材はプラスチックの中でも最も耐衝撃性の高いポリカーボネートですので、これが削れれば大抵の樹脂切削はOKということになります。
開始早々チュイーンと軽快な音を立ててDVDが削られていきます。削り幅0.5mmでも結構な切り粉が出ます。
最終の円を掘る時にドリルビットが折れそうなほど曲がっていたのでドキドキでしたが、なんとか折れる前に完了しました。もっと深く掘るなら切削速度を落としたほうが良さそう。
きちんとしたエンドミルならもう少し綺麗に彫れたのかもしれませんが、百均の0.5mmドリルビットでもここまで彫れましたので上出来です。
オマケ:ここまでのCNCマシンの作成過程を40秒のショート動画に纏めました。