第2回は建売り? なのか 注文なのか?を考察していきます。
一戸建ての場合、建売りの住宅と注文住宅がよく比較されますが結局どちらが良いのでしょうか?それぞれ見てみましょう。
<建売り>
メリット
建築済みの場合、内覧が出来るので仕上がりをイメージをする必用が無い。
プランニングから施工まで全て業者任せなのであれこれ悩む必用が無い。
土地と建物がセット契約なので契約時に一括で契約出来る。住宅取得が早い。
分譲地ならばメーカーが町並みをイメージしてデザインを決めるので見栄えが良い。
同じ面積、同じ間取りなら注文住宅より安くなる。
デザイン家具などそのまま付けてくれることもある。
デメリット
建築中は工法や材料や人が見えない。
メーカーが施主なので見えない場所のコストや人件費を極力カットすることが出来る。(雨上がりの湿地帯のキノコのように凄いスピードで家が仕上がって行くのは「一軒で○円」という下請け契約があるとかなんとか)
内覧用に見た目を綺麗に作ってあるので「あー、ここにコンセントが無いなんてー」とか「この動線おかしくない?」なんて実際の生活に合っていないこともある。
売却時の価格が注文より安い。(建売りの8割は欠陥住宅という風潮があるから懸念されやすい)
建築プランに係っていないので構造的欠陥を見つけにくい。
沢山の見学者が内覧会で見学しているので初日から何かしらの破損がある可能性もある。
一言で表すなら「簡単(考えることが少ない)」
<注文>
メリット
施主となるので家自体に愛着が湧く。
設計や家の配置が自由。(壁や床の内装以外にも配電やコンセントの位置までとにかく細かすぎる設計が可能)
建築中にも内覧が出来、必用があれば質問も可能。
ある程度有名なメーカーであれば売却時には高値で売れる。
設計次第でローコストにもハイコストにもなる。
建築後も許可無く部外者を入れることがない。
責任者の所在が明確である。
デメリット
土地、建物の契約が別々で手間。
土地が無い場合は土地の取得が必用。
プランニングで何度も打ち合わせする必用がある。
工期が長い 。
地盤調査費用の結果によっては地盤補強に思いの外費用がかかることもある。
「せっかくだし」とオプションを追加して予算オーバーしがちになる。
一言で表すなら「自由(自己責任)」!