3Dプリンターでよく使われているテスト用のデータ、皆さん何処からダウンロードしているのか?気になりますよね?
性能比較などでよく使われているデータをご紹介します。
実機でテストするとWebに挙げられているものと精度を比較することが出来ます。
海外ではよく出力されている気がするヨーダ
スターウォーズ好きなら一体欲しいモデルですが、サイズが大きいので時間がかかるのと、テストの度に増えることを考えるとそんな沢山いらないってのが正直なところ。
城(Rook)もよく使われています。
出力後にボードゲームの駒として使える?
エッジ部分に粗が出やすい折り紙のウサギ
作者のページからは作成までの苦労が物語られています。
スタンフォードバニー
こちらは元は陶器の置物をスキャンした3Dモデルで、昔から頂点数の多さから3Dツールのテストモデルとしてよく利用されているようです。
とはいうもののポリゴン数69,451は現代では単純なモデルとみなされています。それだけ3DCGが進化したということでしょう。
3Dプリンターのテスト用に特化したデータもあります。
5㎝四方に溝やオーバーハングなどテストにうってつけのいろいろ盛り込みデータ
高さも無いのでテストには良さそう
色々なテストデータの中でもオススメしたいのが3Dプリンターのベンチマークに特化したサイトで用いられている、
#3DBenchy – The jolly 3D printing torture-test
タグボート 「torture(拷問)」
このモデルはきちんとした寸法が提示されているのでノギスで計測して自分の3Dプリンターの精度計測が出来るのです。
スレッド詳細 | 週刊マイ3Dプリンター | DeAGOSTINI デアゴスティーニ・ジャパン
僕のもフィラメントの種類を変えた時に「あれ?いつも通りにプリントできてない?」と思い、テストしてみたことがあります。
ノズル0.4mm、積層0.2mm、180℃、サポート無し
ん〜、パット見た限りではうまく出力できていそうですが、よくよく見て採寸すると若干フィラメントの量が多いようです。壁厚2層(約0.8mm)でインフィルの影響も受けているようですしブリッジ部分(前窓の上枠)が若干垂れています。
このことから、これまで使ってきたフィラメントよりフィラメント自体が太めか硬い(ギア歯が食い込みにくい)ので送り量が若干多くなっている。これまでのフィラメントより溶けやすいフィラメントであるということが予想出来ます。(いろんなフィラメントを使っている人が見ると”安物フィラメント”だと即バレます。)
これらの対策としてフィラメント径の設定を若干太く、ノズル温度は低め、ブリッジは低速でとスライサーで設定することになります。
後ろのサインボード?の部分は0.1mm厚。何かあるのは解るけど読めません。
家庭用3Dプリンターならまあこんなものでしょう。なにかあると判断できるだけでも上等と割り切ることも大事です。
このボートデータなら出力して計測するだけじゃなく、そのあと子供のおもちゃとしても使えます。
社外フィラメントを使うときに必用になるスプールホルダーのデータもあります↓