注意)この意見は、あくまで僕の独断と偏見によるものです。
では見ていきましょう。
熱溶解式(FDM)
とにかく本体も材料も安く済むのがこちらの3Dプリンターです。
フィラメントが安いから
- 大きい物を作りやすい。
- 練習として出力しやすい。
フィラメント(PLA)は水分で劣化するから
- 水回りの用途としては適していない。
組み立て式のものが多いから
使っている人が多いから
- 困ったトラブル時でも光造型式より回答を得やすい。
光造型式(SLA)
高額だった光造型式のものがLCD式の登場で本体が安く手に入るようになってきています。
まだまだ材料は高価だから
- 練習で使うには勿体ない。
- 気軽には使えない。
精度が高いから
- フィギュアや細かいパーツ作りに適している。
出力品は光(紫外線)に弱いから
- 日光の当たる屋外での使用はお勧めできない。
上記の理由から僕なりの
結論
3Dモデル、3Dプリンターに不慣れなうちは熱溶解式の3Dプリンターがお勧め
- 3Dモデルや出力の練習で失敗しても材料が安いということはじゃんじゃん失敗出来ます。
- 3Dプリンターは重力との戦いですので、重力に抗う術(サポートの作り方)を身につけるまでは安い材料でじゃんじゃん失敗しましょう。
- 熱溶解式のものはノズルから樹脂を出力している様子が確認できます。光学式の場合は層が積み上げられている様子が見えにくいものです。熱溶解式だとノズルから出るフィラメントが目に見えるので「積層」の理解が早くなるでしょう。
- もし後で光造型式の3Dプリンターを手に入れたとしても、熱溶解式の方がスピートは早いので安価なフィラメントを使って寸法の確認など、テストプリント機として使えます。
熱溶解式に慣れて不満が出てきたら光造型式へ移行するのがベスト!
- 熱溶解式である程度綺麗に出力できるようになってきたらやはり自然と熱溶解式の精度には不満が出て来ることでしょう。
- 熱溶解式の出力方法に慣れてサポートの付け方が解って来たら精度に拘った出力、モデル作りが自ずと出来るようになっているはずです。
- 3Dプリンターは「時間がかかる」という鉄則に慣れていると、より時間のかかる光造型でも「そういうものだ」とイライラせずに待てることでしょう。