18650というバッテリーをご存知でしょうか?
パソコンやスマホのバッテリーと同じリチウムイオンバッテリーの規格なのですが、一般的な乾電池と同じ円筒状で直径18mm×長さ650mmというサイズから18650バッテリーと表記されています。
他に18500や26650などありそれぞれサイズが違います。
乾電池のような外観で一般的な単三乾電池を一回り大きくした程度大きさ、なのに大きな容量と出力を持つので最近のありとあらゆる製品に使われています。
最近の一般的な充電池はニッケル水素電池と言われるもので、素人でも手軽に扱えますが、リチウムイオン電池は扱いには充分注意が必用です。
一昔前はDIY好きな人が中古PCのバッテリーを分解して取り出していたものがamazonで容易に購入できるようになりました。
小さくて強力なバッテリーなのですが、ショートによる爆発炎上の可能性もあることから元々は企業から安全に加工することができる設備のある企業間にしか流通していなかったものです。
素人が安易に扱って動画のように破損やショートをさせてしまうと爆発炎上する危険性があります。
"Controlled" explosion of a UltraFire 18650 battery
最後のは「なぜ噛んだ?????」とツッコミがはいりますが、それぐらい簡単に破損するということです。
そういえば、ターミネーターの水素バッテリーも破損すると大爆発するそうですね。
Dangers of damaged hydrogen fuel cells
ターミネータではありませんが、ここ近年そのバッテリーのパワフルさが故に製品の炎上が問題になっています。
すこし怖く思えたでしょうか?
しかし、リチウムイオンバッテリーは危険性を考慮した上でも軽量で大容量の大変優れたバッテリーですのでありとあらゆる所に使われています。
スマホやパソコン
電動自転車
電気自動車
家庭用蓄電システム
amazonで「18650」と検索するだけでかなり18650を利用した商品が出て来ます。
高光度照明器具
バッテリー式扇風機
電子たばこ
モバイルバッテリー
電子カイロ
監視カメラ
太陽光蓄電装置
強力ライト
バッテリーが予め組み込まれているものから個人で交換できるタイプのものまで様々ですが、個人で交換できるタイプのものは特にバッテリーの極性や形状に充分に気をつける必用があります。
バッテリーの形状には乾電池でお馴染みのニップルトップという+極側が飛び出した形態のものと、フラットトップという両極がフラットで+-表記のみのもの、あるいは表記の無いものまで存在します。もともとは工業用のセルなので個人での交換を目的とされていません。
個人での扱いを考慮すると保護回路を搭載したニップルトップという形状のものが比較的安全です。
安価な18650バッテリーを購入する際に気をつけるべき点としては、5000mAh以上容量を書いてあるものはニセ表記の可能性が高いです。5000mAhや6000mAhなんてこのサイズではありえない容量です。
購入の際はくれぐれも事故のないよう自己責任で扱ってくださいね。
特に充電時に爆発したというケースが多いようなので睡眠中に充電なんてしないようにしましょう。