スマホで3Dスキャンを可能にするというアプリ「Qlone」を試してみました。
iOS用
3Dスキャナといえばこのような物をイメージすると思います。
<画像クリックで詳細ページ>
Qloneは特別な装置を必用とせずにスマホアプリだけでスキャン出来るというスグレモノです。
インストールするとスキャン用台紙のpdfファイルが取得でき、それをプリンタで印刷して台紙とします。
テキトーなモデルを置いて、
スキャンを開始すると台紙上にドームが表示されます。
角度を変えながらクルクルと台を回して全体をスキャンしていきます。大雑把なモデルが右下に表示されるようです。
上手に回すのがなかなか難しかったのでターンテーブルなんかあると便利だと思いました。
角度を変えて全ての面のスキャンが無事に完了したら自動でテクスチャ処理が始まります。
また大きな物体の場合は台紙を大きくすればスキャンできるようです。
最初は勝手が分からず何度かトライすることになると思います。ちょっと表面がデコボコしているのは手動だからかもしれません。
トップの部分は台紙の外になってまともにスキャン出来ないのでデフォルトで尖っているようです。これは仕様ですね。
FlattonTopというスイッチを入れるとフラットになります。
まずまずの精度だけど、ターンテーブル無しでここまでスキャンできるんだからスゴイ!
スキャンが完了したら作ったオブジェをどうするか?と問われます。
「AR」を選択すると台紙上にこのオブジェが表示されます。すげい!!
SNSに公開したりイメージとして出力するのは無料で可能だそうですが、3DモデルとしてOBJ形式やSTL形式として出力するには課金が必用だそうです。
うーんこの商売上手!
1回の3Dモデルエクスポートで120円。
うーん、確かに3Dスキャナを購入することに比べると激安です!
しかし、スキャンした「花粉鼻にぬってトール」は課金までして取り込むモデルでは無いので今回はここまでにしておきます。
OBJ形式やSTL形式のデータとして出力できるとBlender等の3Dモデリングソフトで修正や変形が出来るので簡単に形状コピーや付属品の作成が可能になるんですね。
アプリ以外の3Dスキャナー↓
スマホのカメラで簡単に3Dスキャンできちゃうなんてスゴイ時代になりましたねー。
一度このような技術が確立されると有志の方がAD収益を見込んで似たようなアプリを出してくれたりする可能性もあるので今後に期待しています。
そうなると3Dプリンターの活用の場もどんどん広がりそうです。
追記:3Dスキャナを自作しました。