無限起動(キャタピラ)を作る上で欠かせないもので、履板同士を繋げるのはとても手間のかかる作業となるこの履帯作りですが、CuBaseは稼働部は既にチェーンで完成しており、これに履板を取り付けるだけで組み立て作業が完了します。
※「アタッチメント付きチェーン」や「コンベヤチェーン」と呼ばれる種類のチェーンだそうです。
なんと高率の良いことでしょう!
チェーンに樹脂製の履板をネジで固定します。
履板の幅は約70㎜
長さ約24㎜
これを34個固定すると一本の履帯になります。
段々出来上がってくると形が見えてくるのでワクワクします。
最後はチェーンの端同士を繋げます。
別袋に付属している部品を端のチェーンに繋げて、
反対側をもう一個の部品で蓋をします。
その後、外れ止めを溝に沿わせて嵌め込みます。
ペンチでこのように挟んでゆっくりと嵌めましょう。
ペンチを滑らせて指を挟まないように要注意です。(過去に経験アリ)
外れ止めはこのように収まります。
最後の履板を先程の部品に固定すれば履帯の完成です。
チェーンの掛かり部分は幅が約8㎜もありますので、チェーンを送るギアであるスプロケットからかなりの力を伝達することが出来ます。
ネジ止めは34枚×2箇所なので68箇所、手でも可能ですが、電動ドライバーがあると楽です(樹脂に止めるのでネジ穴を壊さないようトルクには注意が必要です)。
<参考:トルク調整付き電動ドライバー>
<次回>
<組み立て工程の目次はこちら>