まずは動力ユニットを作ります。
過去記事、
で紹介していた部品です。
※ギアボックスの3Dモデルがどうしてもエラーが出てしまってうまくいかなかったので苦肉の策でスライサーでモデルを統合することにしました。
<Sli3erでのスライス例>
ディレクトリ「gires」中にある、
ファイル[girebox_l.stl]と、
ファイル[girebox_wall.stl]、
この2つをキッチリ重ねて出力するようにします
以下、これで出来た部品を【girebox_l、girebox_wall】と表記します。
ギアボックスの組み立てに必用なパーツは、これらです。
3Dプリンターでも使われることの多いANET製の「42SHDC3025-24B」というモーターを使用しました。
<参考 RepRapに使われるステッピングモーター>
NEMA 17 Stepper motor - RepRap
※「NEMA17」というのはモーターの取り付けネジや軸の太さなどのサイズの規格で、数字が大きいほど大きく強力になるそうです。
激安品だと↑のように4つ入りで1,680円のものもあります。
・アルミパイプ
車軸に使うアルミパイプは直径19mmのものです。
「ロイヤルホームセンター」で入手したものです。
これを約143mmでカットして2本作ります。
・平ネジ15mm
ステッピングモーターとの接続にはコチラの平ネジを使います。
・ネジ30mm
ギアの軸と固定用に使います。
<ディレクトリ「gires」内のパーツ>
それと、ディレクトリ「motor」の部品、
【motor_mounter1.stl】【motor_mounter2.stl】
(写真のモーターと繋がっている青色の部品)
がモーターのマウント用として必用です。
マウント部品を挟んでギアボックスとモーターを取り付けます。
ステッピングモーターを取り付ける側(※片方だけ)のギアボックスのネジ穴をドライバー等で突いて開けます(【girebox_l、girebox_wall】【girebox_r】のどちらでも同じようにモーターがマウント出来る仕様です)
ステッピングモーター(一番下)、モーターマウント(青色)、ギアボックス(ピンク)の順で平ネジで固定するとネジが出っ張りません。
もしネジが余ったり長さが足りなかったりする場合はモーターマウントの厚さで調整してください。
ギアボックス【girebox_l、girebox_wall】【girebox_r】のアルミパイプ接続部に部品【girebox_support_2co】をボンドで止めて固定します。
ここで一度、部品【gire_3rd】と共にアルミパイプにギアボックス、動輪を装着してサイズとマウントする位置を確認しましょう。(次回掲載する動輪部品が必要です。)
図では、左から【girebox_l、girebox_wall】【gire_3rd_spacer2】【gire_3rd】【gire_3rd_spacer1】【girebox_r】の順で組んでいます。
位置が良ければアルミパイプに部品【gire_3rd】を適当なネジで仮固定します。
※最終的にパイプに穴を開けて完全に固定させます。
(※画像は大凡の位置、上画像とは左右が入れ替わった画像です。)
他のギアを組みます。
中ギアには3mmネジを部品【gire_2nd_core】に通しておきます。
下から順に
上ギア:【gire_3rd_spacer1】【gire_3rd】【gire_3rd_spacer2】
中ギア:【gire_2nd_spacer1】【gire_2nd】【gire_2nd_spacer2】(中心に固定用にネジとスペーサー【gire_2nd_core.stl】が入ります)
下ギア:【gire_1st_spacer_2co】【gire_1st】【gire_1st_spacer_2co】
の順番になっています。
※一度全部組み立てて、完成後にもう一度バラしてグリスを塗布するようにしましょう。
ここで塗布してしまうとギアの最終位置調整がし辛くなります。
蓋、部品【girebox_l、girebox_wall】を締めればギアボックスは完成です。
次回の「②フレーム」を組み立ててから最終位置の調整をしましょう。
この部品はフレームとモーターマウント部品【motor_mounter1】【motor_mounter2】をネジで固定することで組み込み完成します。
<次回>
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