前回はSlic3rでスライスするための準備、3Dプリンターの設定をしました。
今回はモデルのスライス方法です。
自前で用意したり、
ダウンロード出来るサイトからSTLデータをダウンロードして使います。
テスト用のデータならこちらをどうぞ。
Slic3rのAddでSTLファイルを選択します。
すると、モデルが展開されます。
下のPreviewボタンを押すと実際のスライスした結果が見えます。(複雑なモデルの場合は時間がかかります)
横のバーを動かすことで任意の高さのスライス断面を表示できます。
PrintSettingタブで積層ピッチを設定します。FirstLayerheightは1層目の高さで、通常Layerhightより多くします。そうすることでプラットフォームへの定着が良くなります。
左メニューのinfillは埋まっているモデル部分の内部構造を選べます。
これは色々選択してみて先ほどのpreviewウィンドウで確認してみてください。
Skirtandbrim設定は、実際の出力するまでの挙動を設定できます。
Skirtは最初にフィラメントが出るまでに試し打ちをするためのものです。
これもpreviewでどういう出力になるのか確認出来ます。
Supportmaterialはサポートの有無、その他サポート材の細かな設定が出来ます。
Speedの設定はノズルの動くスピードの設定で、出力時や移動時のスピードが細かく設定できます。
プリンターによってスピードは異なりますが、初めてプリントする場合はデータシート上の上限速度の半分以下(60mm/s可能なモデルであれば20~30mm/s)程度とスピードは遅めで設定しましょう。早いと中身がスカスカになることがあります。
サポート材とスカートの設定を付けたのがこちらです。緑の部分が後で除去するべき材料です。
OKであれば「Export G-code」ボタンでGcodeを保存します。
お疲れさまでした。これでG-codeが作成出来ました。
このGcodeを3Dプリンターに渡す事で3Dプリンターが出力してくれます。
スタンドアローン駆動対応の3DプリンターであればSDカードへG-codeを入れて3Dプリンタ本体からファイルを選ぶ事で単体で出力ができます。
一発で上手く出力出来る事はまずありません。ダメだと思ったらすぐに停止させて何度もトライして最適値を探りましょう。
サポート材はオリジナルのモデルを作る事も出来ます。
いろいろ工夫してみましょう。