電子工作をしていると基板に付けた配線を弄ったり本体に組み込んでいるうちに配線を切断してしまうことって必ず経験しますよね。
何度も仮組みやテストをしているといつのまにか配線が金属疲労を起こして切れてしまいます。特に基板の根元から切れてしまうという事が多いです。
そこで、今回僕が電子工作で工夫をしている断線対策を一部ご紹介します。
例として、現在工作中のラズベリーパイのGPIOから配線を引っ張り出す基板を上げます。
その① 纏める
線の種類を分けて抵抗等の余ったメッキ線を使って基板の端に纏めています。
こうすることで配線を弄ってもハンダ付けした部分に直接付加がかからなくなり、少し引っ張ったぐらいでは線が切れにくくなります。
その② 貫通させる
細い線は、特に切れやすいのであえて一度穴を被膜ごと貫通させています。
これだけで半田部分に直接負荷がかかりにくいので切れにくくなります。さらに裏側から色が解るので多色ある場合は上の説明のように配線を一カ所に纏めてしまっても後から簡単にどの線か判別することが出来ます。
その③ 間を空ける
基板に余裕がある場合は少しずつ分けて数えやすくしています。
写真では20列ある線を5列ずつ分けています。
沢山ピンが並ぶと配線ミスも起こりやすくなります。
断線と直接関係ありませんが、余裕を持たせることで断線した場合にウッカリ間違った場所に取り付けてしまうことを防ぎます。
以上3選でした。
基板に余裕がある場合はこのように一工夫をすることで面倒な断線を未然に防いだり再接続しやすくする事ができます。