3Dプリンターを購入して最初に必ず作るものと言っても過言ではないほどの3Dプリンター関連グッズは「スプールホルダー」でしょう。
専用フィラメントには殆どそれに対応したホルダーが用意されているのだが、社外フィラメントを使うためにはそのスプールの大きさに対応したホルダーが必用になります。
スムーズにフィラメントが供給できる機構が無いと、造形物の出力が困難になります。
いろいろなタイプが考案されています。
最も単純なものは突起に引っ掛けるだけのものです。
ですが、引っ掛けるだけのものは引き出す抵抗が強いので皆さん様々な方法を試しておられます。
スプールの径に合わせた中心軸でスムーズに回るようにしたもの。
主軸を金属にしたもの。
ベアリングを駆使して中心軸を通さずに置くだけにしたもの。
上記のものの進化系。これならレールから外れません。
横回転式のもの。
横回転式にベアリングを+したもの。
機能だけじゃなく、遊び心のあるもの。
多種多様なフィラメントを容易に交換可能にしたシステム。
ハンガー形式で引っ掛けるスプールシステム。
リールの大きさは決まっていないので1つのパーツで合わせられるよう工夫している人もあります。
スプールは社外フィラメントの場合寸法にバラツキがあったりして一様にして使いにくいんですよね。しかも1kgって意外と重い。
けど3Dプリンターなんだから好きに自作したらいい!いや、すべきだ!ということでしょうか?
- エクストルーダーの力で軽く排出できること
- 但し、スプールが軽く回りすぎてフィラメントが脱線しないこと
- 長時間安定して稼動できること
- フィラメントが絡まったときに引っ張られて倒れたり壊れないこと
スプールホルダーの選定、設計にはこのあたりが重要になります。