DreamerDreamのブログ

夢想家の夢です。〜揚げたてのモヤっとしたものをラフレシアと共に〜

CuboRex社のハイパワー版CuBaseを動かすためにモータードライバー「TB67H303HG」を使ってみた。

CuBaseにハイパワーモーターを搭載して、これがモータードライバ「TB6643KQ」で動くのか?を実験したのが前回の記事↓

dreamerdream.hateblo.jp

結果はダメダメでした。

そこで「TB67H303HG」を秋月電子から取り寄せました。

 

データシートによりますと、TB6643KQと同じプログラムで使うにはSELECTピンをLにして、「ダイレクトPWMモード」というモードにすることで運用できるようです。

 

<引用:データシート>

http://akizukidenshi.com/download/ds/toshiba/TB67H303HG_datasheet_ja_20160607.pdf

f:id:DreamerDream:20200311132955p:plain

 

他にも、

STBY - H固定

PWM - H固定

IN1 - H or L

IN2 - H or L

とすることで以前のプログラム&配線で制御が可能です。

その他ピンは、

Vregピンがロジック入力の電源のようなので、コンデンサをVregとGNDの間に挟むことでノイズ対策になり、その他のH固定ピンはVregに直結しちゃえば良い。

モータードライバーの25ピンのうち11ピンがGND接続する。

モーター電源VccとGNDが2カ所ずつ、それとロジック用GNDが1カ所あるけどモーター用と共用しても良い。

モーターへのアウトプットはA-Bの2カ所づつ4つ使う仕様。

OSCは約50KΩでGND接続。

 

などなど、いろいろ調べて上記を纏めると、配線はこうなりました。↓

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ほとんどGND接続ですが、ピン数が多く幅も狭いのでややこしそうです。

<回路図、一部訂正>

大きなモーターを制御する場合、STBYピンはマイコンで制御するのが望ましいようです。詳細は記事下の<追記>リンクを参考にどうぞ。

 

そして、実際にブレッドボードで実験しようとピンを広げてみたのがコレ↓

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なんかキモチワルイ・・・

 

問題のブレッドボードには・・・

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奥まで刺さりませんっ!マジか・・・orz

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ということで、わざわざユニバーサル基板で実験することにしました。

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ヒートシンクを取り付けることも見越して端っこに寄せています。

 

実際に動いている様子がコチラ↓

 

モータードライバーTB67H303HGでハイパワーモーター版CuBaseを動かす

 

前回のTB6643KQを使った動作だとこうですから、


TB6643KQでハイパワーモーター版CuBaseを動かそうと思ったらダメだった

 

それはそれは雲泥の差、圧倒的なパフォーマンスです。 

無負荷状態だと熱もあまり出ないようです。

 

バッテリー直付けと比べると若干パワーが落ちている気もしますが、しっかり動いているのでヨシとしましょう。


バッテリー直とモータードライバー経由のパワー比較

 

ということでCuBaseをご愛用の皆さん、ハイパワーモーターを使うモータードライバーをお探しなら「TB67H303HG」が使えるようですよ。

 

 

<追記>

このモータードライバーは一度でも過電流を検知すると動かなくなるので、リセット操作用にSTBYピンをマイコンから制御出来る機構が必要だと判明しました。

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実際に走らせてみたところ。 

使えなくはないけど、バリバリ使える感じではない。

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使用バッテリーはバイク用の一番小さいバッテリーです。

 

 

 

 

 

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