マウスできせかえ! すみっコぐらしパソコン
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こちら、小学生の子供に大人気の子供用パソコンです。
この度、「パソコンのマウスが効かなくなってしまったので何とかならないでしょうか?」
という相談を受け、何度か試してみるとケーブルの中で断線が起きてるっぽいので「万が一壊れても文句言わないこと」を条件に修理を請けました。
同じ症状でお困りの方で分解修理を試みてやろうという方の参考になりましたら幸いです。
短い動画でも纏めています。
分解の際にはパソコン画面側の前面のネジカバーが付いているネジ2カ所だけでなく、シールの下に沢山のネジがあるので、まず前面のシールを剥がす事から始めないといけません。
このシール、一度剥がすとシワが付きますのでそれがどうしても嫌だという場合は自分で修理をせずに販売元へ修理依頼をしましょう。
しっかり温めて丁寧にはがします。(それでもシワは付きます)
画面右側のネジ
画面下側のネジ(右)
画面下側のネジ(左)
画面左側のネジ
画面上側のネジ
結構沢山のネジですが、それらを外すと爪などないのでスンナリと画面後ろのカバーは開きます。
カバーを開くと制御基板とモニターが現れます。
今回の断線ポイントはこちら、
このモニターとマウスの接続部分(黒く色の付いている箇所)辺をゴリゴリ回すとマウスが効いたり効かなくなったりしましたので「ここが怪しい」と目星をつけていました。
マウスのコードは直接半田留めしてあり、9本1組のコードです。
コードごと交換する場合は9本線のコードが必要です。
RS-232のシリアルケーブルが丁度9本線なのでケーブルの太ささえ問題なければ使えそうですが、今回は手元に無かったため元の線の断線箇所だけ再接続する。という方法にしました。
<9線のシリアルケーブル>
マウスはネジ4カ所のみですので簡単に開きます。
マウスの中身、こちらもそのままハンダ留めしてあります。
ハンダの上からボンドで固定してありますが、テスターをブッ刺せば通電できるので、そのまま通電確認します。
見え辛いですが、断線カ所の黒ケーブルをカットしています。
<断線箇所の探り方(僕の場合)>
線の一番怪しいと思われる場所をカットします。
・マウス側からカットした場所までの通電確認、
・パソコン側からカットした場所までの通電確認をして、
通電しない場合は通電するまで少しずつ線をカットしていきます。
カット中に「あれ?芯が無いぞ?」という場所があればおそらくヒットです。
断線部分を手元にあった錫メッキ線で接続しました。
カットした場所が本体に隠れるようにケーブルを収めてカバーを閉めれば修理完了です。
結果として、少しマウスの線が短くなりましたが(2センチぐらい?)全く許容範囲内でしょう。
画面のシールには少しシワが出来たのですが「動くー!」と喜ばれましたので結果としては大成功です!
小学生の学習もサポートしてくれるすみっこのパソコン、断線するまで使うなんてウケが良いようですので何らかのプレゼントにすると喜ばれること間違い無いでしょう。
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