前回、サーボモーターをギア化しましたので今度はサムターンを回す部分を作成します。
<前回記事>
構想
サーボモーターからの動力を直接鍵に入力するには、下のピンクのような部品を作るという方法が一番簡単な方法です。
ギアと鍵がぴったり合う部品の例↓
しかし、これだと手動で鍵を回す時にはサーボモーターも一緒に回さなくてはいけないので力が必要になるのと、サーボへの逆入力になるのでサーボ内のギアを破壊してしまう恐れもあります。
そこで、下図のような鍵を回す部品を作ります。
施錠後、解錠後には青色のポジションに常に戻るようにします。
<施錠>
<解錠>
常に青色の状態に戻すことで手動でもモーターの抵抗を受けること無く施錠解錠作業が行なえます。
作成
設計したのがこのモデルです。
鍵の出っ張り部分を軸として回るように蓋のようにパコッと覆うだけです。
こうなります。
サムターンは基本的に手動で回す事を想定しているので出来るだけ鍵には部品がかからないよう、実際鍵に引っかかる部分は約2mm程度に抑えました。
手動で開閉実験
鍵周囲の出っ張りを軸にしていい感じに回転してくれています。
モーターでもこんな感じで動けば良いなーというイメージが湧いてきます。
丁度鍵と取っ手の部分の間のスペースで2つのギアが納まりそうなことも確認できました。
次回、ギアボックスの作成をしていきます。