3Dプリターのフィラメントは湿気に弱いので乾燥剤が常に必用です。
今回はその乾燥剤について調べてみました。
シリカゲル
これは乾燥剤として一番使われる事が多いのではないでしょうか?
新しいフィラメントには必ず同梱されています。
- 「二酸化硅素」が主成分。
- 多孔構造で表面積で水分を吸湿する。
- 1gあたり0.5gの吸湿性能がある。
- 過熱することで再利用が可能。
乾燥剤としては優秀なんだけど、吸湿できる量が少ないそうです。
長期保存時、梱包時に入れておくという程度でフィラメントボックスなど、空間が広く何度も出し入れするような用途には向いていないようです。
過熱してやれば吸湿能力が復活するので「長期保管用途」として使えそうです。
石灰
フィラメントの保管というよりは、ノリなど食材の保管によく使われているイメージです。
こちらは吸湿能力が弱いのでフィラメントの保管用途としては不向きでしょう。
調べてみると、「香りを大事にしたい食材向け」だそうです。
塩化カルシウム
よく下駄箱の除湿剤として使われています。融雪剤としても、豆腐の凝固剤としても、PH調整材などの食品添加物としても、三和土土間(たたきどま)などにも、幅広く使われています。
- シリカゲルや石灰より乾燥剤として強力。
- 自重の10倍近くの吸湿能力がある。
- 吸湿後は液状に変化するので、液体に金属など触れないように工夫が必用。
- 再生も可能だけど膨大なエネルギーが必用なので使い捨て。
すっごい多用途な塩化カルシウム、しかも吸湿能力はシリカゲルの約10倍!
何度も出し入れするようなフィラメントボックスに使う用途なら断然これですね!
<参考>