検証の様子を動画で纏めてみました。
オゾンガス発生器を使ってオゾンガスによるマスクの消臭効果を実験してみた
ブログではこの動画から補足説明を加えて解説していきます。
センサーは前回の記事で作ったものを使用しています。
このセンサーは初めて稼動させた場合は、センサー内部のヒーターを温めてセンサーの酸素を取り除く必要があるそうです。
起動後、数時間放置しました。(4時間ぐらい)
落ち着いた頃の数値を見ると205近辺をうろうろしています。どうやらこの辺りが下限です。
「においセンサー Arduino」で検索すると、「臭いを検知したら数値が下降する」という実験動画が数種類ヒットしますが、「上昇したほうが感覚的に解りやすいだろ。」ということで、僕は「臭いを検知したら数値が上昇する。」というプログラムにしています。
詳細は上記の前回ブログ記事をご参照ください。
まずはセンサーが正常に動いているか、息を吹きかけてテストしています。
「ハァ〜」と息を吹きかけると数値が徐々に上昇していきます。
最高で220をマークしました。
僕の口臭が強いか弱いかどうかはわかりませんが、口臭にしっかり反応していますのでマスクでも期待出来るでしょう。
使用後のマスクをセンサーに被せます。
数値は最大で216をマークしました。
次に、以前作ったオゾン発生器↓
このイオン風の出口にマスクを被せます。
オゾン発生器を稼働させて10分ぐらい放置しました。
マスクにオゾンが含まれているとセンサーが正確に検知出来ませんから、装置を止めた後とりあえず1時間ぐらいはマスクを放置しました。
(オゾンは数分で酸素になるそうなので)
そして、再度マスクをセンサーに被せてみたのがこちら↓
203をマークしています。
最初は平常時に205近辺でしたので、もしかしたら換気はしていたものの同じ部屋でオゾン発生装置を稼動させていたため、部屋の中の臭いまである程度脱臭されてしまったのかもしれませんが、センサー値が0~1023範囲中の2〜3程度なので、誤差の範囲とも言えます。
ただ、マスクをいくら近づけても場所を変えてもこの数値は変わりませんでしたので
これは「脱臭できている」と言えるのではないでしょうか?
ただ、変わらなすぎてセンサーが生きているのかのチェックが必要な数値ですので再度口臭チェックをしてみました。
問題無くセンサーは生きています。
ということで、オゾンガスでマスクの脱臭は可能である。
という結論で今回の検証は終了です。
以前にYouTubeで「自家製の次亜塩素酸水でマスクの脱臭が出来ますか?」という質問をいただいて実験してみましたが、その時は「塩素臭が残るのでよくわからない」という結論の回答をしていました。
実際、次亜塩素酸水にマスクを浸けて乾燥させると口臭が全く解らないので、これも「消臭できている」とは思うのですが、それ以上に塩素臭が残ってしまって検証になりませんでした。
他にも乾かす時に生乾き臭が発生したりしないのか?とか干してる場所の臭いが付かないか?そもそも次亜塩素酸水って不安定すぎじゃないのか(マスクに菌類だけではなく垢が多く付いていたり、マスクを洗う時に次亜塩素酸水に直接手を入れてしまうと効果が劇的に落ちてしまう)?等、詳しく実験するにも懸念材料が多すぎて検証もやる気が起きませんでした。
オゾンガスは気体なので乾かす必要もありませんし残り香もありません。
マスクの脱臭にはオゾン発生器、これは非常に良いです。