皆さんは「マグネシウム洗濯」というものをご存知でしょうか?
商品としては「洗濯マグちゃん」という商品が出ていて、中身は純粋なマグネシウムボール。
<洗濯マグちゃん>
マグネシウムは水と反応して水素を発生させます。
水酸化マグネシウムが水に溶ける事によって水がアルカリ水となり、皮脂汚れとアルカリ水が反応して石けんの役割をする。という機序で汚れを落とすそうです。
しかもその効果が半年とか一年とか持つそうで、これはスゴイ!ということで、半信半疑ながら面白そうなので早速マグネシウムボールを500g注文しました。
マグネシウムボールはAmazonで普通に売られています。
洗濯マグちゃん1個の中には50gのマグネシウムボールが入っているので実に10倍のマグネシウムボールです。
マグネシウムってマグネシウムリボンのように発火するイメージが強かったのですが、2mm以下のマグネシウム粉末が消防法上発火危険物に指定されているということで今回取り扱うのは6mmの粒は大粒なので問題無いそうです。
マグネシウムボールが届いて初めて見た時「え?これってアルミちゃうの?」と思いました。
光沢も重さもアルミにそっくりなんですよ。
ちなみにアルミの融点が660℃、マグネシウムが650℃、比重はがアルミが2.7、マグネシウムが1.7とどちらも軽量の似たような金属なので素人がパット見た目では判断できません。
比べ方は簡単!マグネシウムは水に入れれば水素が発生します。
これは間違いなくマグネシウムです。
このツブツブをを洗濯ネットに入れると完成です。
500gは結構ズッシリしているので今回は半分の250gにしました。 (といってもマグちゃんの5倍です)
これと洗剤をいつもの半分で洗濯すると素敵な効果が得られるというのですが、実際の洗濯後には「うん、いつも通り普通に洗えてる」以上の感想は持てませんでした。
まあマグネシウムを入れない場合と比べてないので、単純に今までが洗剤多すぎただけでは?という説も考えられますが(比べるのも面倒だし時間かかるので)、洗剤の量は半分でしばらく継続してみようと思います。
ちなみに、洗濯乾燥機なので洗濯後の乾燥までしています。
で、2回目の洗濯後にネットを開けてみたのがコチラ↓
マグネシウムボールめっちゃ汚れてるやーんっ!
真ん中の一個だけ新品を入れてみたのですが、明らかにテカリが違いますね(反射してるので解り辛くなってるけど)。
比べてみるとこうです↓
なんか表面ががっつり酸化しています。 洗濯2回だけですよ。
水にいれると殆ど反応しなくなっています。(左:旧、右:新)
この状態で本当に半年も使えるの?無理じゃないかなあ?
ということで、クエン酸でマグネシウムボールの効果を復活させる実験をしました。
【注意】マグネシウムをクエン酸に浸けると水素が発生しますので換気の良い場所で行ないましょう。
表面の酸化したマグネシウムボールにクエン酸を加えるとこんな感じで反応します。
マグネシウムボールをクエン酸溶液に浸けて比較してみた
3分ぐらい浸けたら一部だけ新品の輝きを取り戻せました(左)。
今回はクエン酸を上からパラパラと振りかけただけなので、おそらくクエン酸溶液の濃い部分だけ効果があったのでは?と思います。
マグネシウムボールの復活をさせる際はしっかり混ぜながら行なうと良さそうです。
マグネシウムが存在している限り反応が続いてマグネシウムが小さくなっていくので最長でも5分ぐらいで切り上げましょう。
僕の場合、洗濯の度にいちいちこの復活祭を執り行うのも面倒なのでクエン酸を洗濯時に少量混ぜて使うことにしました。(完全に自己責任です)
クエン酸には柔軟剤のように静電気除去する働きがあるので一石二鳥です。
マグネシウム洗濯で検索することに関しては結構いろいろな詳しいサイトがあります。
デメリットはあまり無い感じなので、継続してみて解った点があればまたブログに書きます。
マグネシウムボールは通常5mmタイプと6mmタイプが購入出来ます。
袋が破れた時に洗濯槽の穴に落ちにくいように6mmタイプの方をオススメします。6mmというと一般的なBB弾のサイズです。
洗濯ネットは100均にもあるけれど、丈夫そうな「マグネシウムネット」というそのものマグネシウムを入れる用のものがAmazonに出ています↓(へえ、しらなかった)
今回は以上です。