現在、電気工事士の勉強中です。
今までなーんとなくで使っていた配線や知っているつもりの器具など沢山あり、すごく勉強になっています。
知ってそうで知らなかったことを纏めてみます。(順次追記予定)
なぜ電圧が「100V以下」という表記ではなく「150V以下」という扱いなのか?
テキストを読んでいると「150V以下の場合は〜。300V以下の場合は〜」というような100Vや200Vを使っていると必要ないような値がよく出てきます。
一般家庭内の電源電圧って最大値が100Vの交流だと思っていたのですが、実際には最大電圧141Vで、実効値が100Vという仕様だったんですって!
実効値は直流に換算して同じ仕事をする電圧ということだそうです。
だから「150V以下の〜」となっているのですね。
確認表示灯・位置表示灯の配線
確認表示灯とは、スイッチで機器が動いている場合にスイッチの近くやスイッチ内部のパイロットランプが光る構造とするものです。
スイッチの場合、内部の配線はこのようになっていて、0番に非接地線、1番に機器、3番に接地線を繋ぎます。
機器と◯印のパイロットランプが並列に接続されて、スイッチONの場合に点灯することになります。
単純な単極スイッチの場合、接地線はスイッチへ繋がないので(短絡してしまう)これも同じように接続するものだろうなと思いこんでいて、「内部ってどうなってるんだろ?」と疑問でしたが、単純に接地線を接続する端子が用意されているだけでした。
実際の工事現場でスイッチが連なっているとうっかり間違って単極スイッチに接地線を接続して短絡させてしまわないか心配になります。
位置表示灯は確認表示灯と逆で、機器が動いていないときにパイロットランプが点灯し、機器が動いているときに消灯する構造です。
これはめちゃ単純で、普通の単極スイッチと同じ用に接続できます。番号は振られていません。
OFFの時はパイロットランプに電流が流れ、ONの時はパイロットランプよりスイッチの抵抗の方が確実に低いのでパイロットランプは光らない。というものです。
専用の圧着工具が存在している
電気の芯線を圧着するためには、どのサイズにどの径の電線を何本入れ、圧着工具のどの圧着部分で圧着するのか細かく決められています。
リングスリーブ
入るだけ入れて、カシメられたらOK!ではなく、きちんと定められた工具で圧着マークが出るまで圧着しないと接続不良となってしまうんですね。
電気コードを柱などに固定するのは駄目
電気製品に付いているコードを邪魔だからということで柱にステップルで止めちゃ駄目ということ。
壁付の扇風機とか、普段動かすことのない電化製品のコードって壁に止めておきたいですよね?
これって駄目なんですって。知らなかった。(ショウウインドウに限り許可されているそうです)
家電のアース線は必ず付けないといけないわけではない
電化製品に緑のアース線がある場合、絶対に取り付ける必要があるのだろうと思って、付けないまま使うことを少し気持ち悪く思っていたのですが、そういう意味ではなかったということ。(付けたほうがいいだろうけど)
また、接地工事は電気工事士でないと駄目だということ。
こんなもんホームセンターで簡単に手に入るし、地面に適当にブスッと刺しときゃいいじゃん!と思っていたのですが、きちんと接地抵抗などを測定して施工する必要があるので素人が適当にブスっと刺しちゃ駄目なんですね。