新年あけましておめでとうございます。
私事ですが、元日からキーボードの修理をしました。
こちら、CASIOのLK-123
キーが割れてしまっています。
しかも割れたパーツ無し...orzあれば付けるだけだったのに。。残念っ!
※本当はこのようにもっと鋭利に割れて、且つもっと中央のキーでした。(上の画像は鋭利な所を除去して、邪魔にならない場所にパーツを移動した後)↓
1オクターブごとにキーが別れています。
さらに、形成時の都合でしょうか?キーパーツが飛び飛びに分かれて形成されています↓
部品だけ売っているだろうと探しましたが見つからず、まあちっちゃい子供が遊ぶ程度なら修理すれば使えるし、修理箇所が気になるぐらい本格的にピアノを習うなら88鍵盤のものを購入するのが得策でしょう。ということで、深く考えず割れた面を綺麗に整えて作業開始です。
構造はこのようになっています。
赤矢印の部分のクッションを押し込むことで音がなります。
黄色矢印の部分で上に持ち上がらないように止まっています。
要するに、この部分を再現してあげればOK!
こういう時は3Dプリンターの出番です。
他の鍵盤をノギスで測って参考にしながらBlenderで3Dモデルをつくります。
<参考>Blenderの教本
出力したものがこちら↓
まずまずの出来ではないでしょうか?自画自賛^^
指の当たる所はしっかりとヤスリで整えます。
仮止め。
悪くないですね。
材質と色が違いますが、許容範囲でしょう。
裏と表を光硬化レジンで硬化させます。
修理完了したパーツ
組み込んだら、パット見は修理箇所がわかりません。※よくよく見たらわかります。
さて、実際に使ってみると、光る鍵盤なので修理した場所は透過率が悪くしっかり光りません。
これは組んでから「しまったなー」と反省点。
今度修理する機会があれば光の透過を考慮してここは薄く作ります(ないと思うけど)。
今後どなたか鍵盤の修理をされる場合の参考に備忘録として残しておきます。
それでは皆様、今年もよろしくお願いいたします。