Arduinoなどで機械制御を簡単にするための部品としてリレーモジュールというものがあります。
ノイズ対策もしてあるので部品を個々で購入して作るより遥かに安上がりです。
昔に購入していたものを引っ張り出して使おうとしたところ、このモジュールって初期状態だとLow信号でリレーONになるんですね。
今は信号HightレベルかLowレベルか自由に選べる仕様のモジュールが主流になるっているのでしょうかね?
この手持ちのモジュールの詳細なデータは不明ですが、Low信号でONは今回使おうとしてる用途には合わないので(立ち上げた途端にモーターフル回転だと非常に困る)、マイコンからのHight信号でONになるように組み直せるかな?と配線を追って調べてみました。
見たところ、どうやら初期ジャンパ線の状態だと5Vの電源電圧を抵抗とLEDを介して信号線に回す構造のようです。
この状態だと3.3VのGPIOから制御しているマイコンにはあまり良くなさそうな接続ですね。
ふと「同じように改造している人が既にあるんじゃない?」と調べましたら、回路図を起こしておられる方を発見しました。
あー、やはりジャンパ線は元からHight信号でONに変更可能なように作ってあるっぽいですね。不親切な仕様ですが・・・
ということで、自分で辿った配線と参考ブログの方の回路を照らし合わせながら回路変更をしました。
IN1とIN2とGNDを繋げてしまいます。(IN1か2の使う方だけでも良いけど、リレーは1つしか機能しなくなります。消費電力削減なら1つだけでOK)
邪魔なのでピンヘッダは除去しています。
「JD-VCC」にリレーを駆動させるための電源5Vを印加、「GND」にはGND、「VCC」にリレー動作用のマイコンからの3.3V信号を入力すると、Hightレベルで2つのリレーを同時にONにすることが出来ます。
別々で動作させたいという場合、基板のパターンカットが必要になりますが可能です。
左右のVCCポートのパターンをカットします。(カッターで切って剥ぐ)
そして左右のVCCポートにそれぞれ制御用信号線を接続します。
これで別々にHIght信号でON制御することが出来るようになります。
しかし、この手の商品安いなあ。5個入りで1000円以下て・・・在庫処分?原価は一体どうなってるんだ?(前に購入したのが2016年で2個600円ぐらいでした)
リレー単品だと10個入りで700円ぐらいですが、部品を揃えて自作する気がなくなりますね。