DreamerDreamのブログ

夢想家の夢です。〜揚げたてのモヤっとしたものをラフレシアと共に〜

MZDAOに参加してみました メンバー募集を再開してます

皆さん「MZDAO(エムズィーダオ)」ってご存知でしょうか?

※MZDAOについて既にご存知で、「初期メンバーで登録することをスッカリ忘れていて、参加できる機会を探してた! 」というかたは今回メンバーの募集を再開していますので是非この機会に参加してください。

www.mzdao.jp

 

 

- MZDAOって? -

ファッション通販ZOZOTOWNの創業者、前澤友作(まえざわゆうさく)社長が立ち上げたばかりの全く新しいスタイルの会社(組織?)です。

※現段階でZOZOTOWNの社長ではないけれど、見慣れているのでブログ内では「前澤社長」と書きます。

<前澤社長>

 

といっても現段階では会社ではありません。ゆくゆくは「DAO」という新しい形態の会社組織を取ることを目標にしているようですが、現時点では人を集めたコミュニティールームがあるだけで、どのようにDAOとして活動していくのか?具体的に何をするのか?は全くの未定です。

コミュニティーからの記事の引用は規約違反になるので出来ませんが、「こういう流れで事業をしていきますよ。」というロードマップは既に初期メンバーに公開されています。

現段階で決まっていることは、事業も含め活動内容すべてを前澤社長筆頭に集まったメンバーでアンケート取って決める!ただそれだけです。

 

今後事業として何をするかは全くの未定!良く言えば未知数!!それでも、前澤社長の知名度と信用、そしてメンバーの「何かが変わりそう!」という期待値から初回メンバーだけで全国各地から24万人が参加しているコミュニティーになっています。

すごい数ですね。。。しかも無料ではなく、ワザワザ「月会費500円」を払って参加しています。(もちろん僕も)

月額500円で22万人なので→ざっくり毎月1億円以上集まることになります。

もしMZDAOの目標メンバー数である100万人を集まったら→月5億円集まります。

そんなわけで、「お金を集めるだけの詐欺じゃないのか?」という批判的な意見も当然あります。

しかし、これだけ社会的な地位とお金に困っていない人が詐欺をする必要性が無いし、僕からするととんでもない金額だけど前澤社長からすれば微々たる金額に過ぎない額を持ち逃げしたところで利が無いことは解りますよね。

 

まあ前代未聞の事業を計画するのですから、これから立ち上げる全ての事業が大成功する!!ということはまず無いでしょう。

事業の失敗=詐欺だと世間から捉えられかねない可能性は充分にあります。

 

つまり、何も始まっていない今の段階で月額500円にどれだけの価値を見いだすか?は各々の価値観、人それぞれの期待値だけです。

人が「良かったよ!」と言っていることを試しても自分はそうではなかったりすることってありますよね。

 

ここでは僕が何故このような「何も決まっていない事業」に参加しようと思ったのかの理由を5つ挙げてみますので、もし今現在参加しようかどうか悩んでいる方は「月500円の価値が見いだせるか」の参考にしてみてください。

 

 

考えることが好き

現段階で行われたMZDAOの具体的な活動は「事業提案」だけです。

9月にMZDAOは初期メンバー24万人を対象に「これから展開していく事業の提案」を受け付けていました。

初回事業提案募集の内容は「年間の営業利益100億円規模の事業」ですって。

なかなか初回から難題が与えられました。しかし、よく考えてみると「年間」ですからね。

月換算だと10億円弱、なるほど!目標メンバー数の100万人皆が月1000円払う価値のある事業を提案すれば良いんですね!

ということで、人生で初めて100億円という数字に真面目に向き合うことが出来、5つほど事業提案をすることができました。

メンバーには当然ながら提案のプロも含まれるはずなので、全くの素人提案の採用はまず無いだろうけれど、それでもダメ元で未知の分野で新しいことを考えてみました。夢が膨らんでモノ作りと同じようにめちゃめちゃ楽しかったです!!

※ちなみに、最終的にMZDAOに寄せられた提案数16,648件、スゲェ・・・

 

普通じゃない人が好き

前澤社長って民間の日本人で始めて宇宙に行った人なんですよ。

皆さんは仮に宇宙に行けるだけの資産があったとして、「宇宙に行く」それだけのために巨額の費用をかけられますか?売名行為だか何だかと周りからの批判も当然あるでしょう。僕なら周りの反応が恐くて行かないです。

これだけでも言い出しっぺが普通の考え方じゃない人だということがわかります。

こういう突拍子もないことをする人にすごく憧れます。

コミュニティーでは前澤社長の人間性がすごく見て取れます。「これだけデカイことをしようとするんだからさぞかしグイグイ先陣切って引っ張っていくようなカリスマ性を持ってるんだろうなー」と思っていたら20万人超えのメンバーのコメントにしっかり向き合ってメンバーの批判的な意見にも目を向けて、悩んでいることを素直に打ち明けてくれたりとすごく人間味溢れる場面が見られます。

内容ついてはコメントやアンケートへの回答も出来るので、偉い人が単に良い事ばっかり纏めて配信しているメールマガジンを読むよりもずっと偉人を身近に感じられます。

 

経験値になる

例えばこのブログでよく取り上げている「3Dプリンター」や「プログラミング」ですが、僕も始めた当初はチンプンカンプンで何が出来るのか全く未知でしたが、今や僕にとっては両方とも無くてはならない存在になっています。

何でもそうですが、周りから見ているだけでは所詮他人事。「へー!」ぐらいにしか感じられないことでも、実際自分で使ってみると新しい発見が山ほどあります。

これは既存のものだけではなく、これから出てくるサービスでも同じだと思うのです。

例えが下手すぎて上手く伝わらないかもしれませんが、MZDAOも同じです。

実際にコミュニティーに参加してみてコメント書いて事業提案することで、今までもこれからも自分の人生の中で関わることがまず無かったような前澤社長にメッセージを届けることが出来たという経験を得ました。これって結構凄いことです。

これから発表される事業にもこれまで自分が全く考えも及ばなかったような分野の提案があるんだろうなー!とワクワクしますしこれからも参加できる可能性があるものならダメ元で何でも参加してみようと思います。

 

安い

中には参加費月額500円は高い!と言う方もあります。

一度有名人のメルマガの価格を調べてみてください。月額500円を超えるメルマガなんて山のようにあります。ざっくり調べると600〜800円台が多いように思います。ほぼ週一回の配信です。

対してMZDAOの配信は「2回/週程度」と言っているけど、実際1回/2日のペースで配信されています。

ましてやコンテンツが配信されるだけではなく記事にコメントを書いたり、他人のコメントが見れたり、決して理想ばっかり書いてあるわけじゃない。そしてリアルタイムで事業の展開をしていくのですから、一方的に配信されたものを見るだけのメルマガより参加型の面白いコンテンツだなと僕は思います。

具体的な内容は書けませんが、コミュニティーでは今まで知らなかったビジネス用語も出てきて、その度に知識が増えます。

この配信を見ているだけでも勉強になるので500円以上の価値は充分にあるかなと僕は思います。

 

面白そう

上で散々理由を挙げましたが、やっぱり僕の参加する一番の理由は「面白そう!」と感じられるところです。

皆さんは「面白そう!」でモノを買いますよね?

「面白そう」だから映画見ますよね?DVD買いますよね?

「面白そう」だからゲーム買いますよね?

僕にとってはそれと同じ感覚です。アミューズメントパークのクレーンゲームに500円なんてすぐ使っちゃいますよね?面白いからです。

極論、こういったコンテンツは「面白そう!」と感じるか否か?で選んでしまえばいいと思うんですよね。

別に面白く無ければ退会したらいいわけですし。

 

以上です。

もし参加を悩んでおられる方があればこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

今回の募集で参加される方と初期メンバーとの待遇の違いは、これまでの経緯を見る限りは特に無さそうです。

事業提案は初期メンバーのみで行いましたので、今後はそこから提案を絞って事業を始める段階からの参加ということになります。

「MZDAOとか知らなかったけどなにそれ面白そう!」と思われた方がありましたら、モノ作り大好きな方と一緒に盛り上げていきたいです!

 

MZDAOの参加はこちらから

www.mzdao.jp

 

マイページ↓

app.mzdao.jp

 

3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する ⑧オリジナルの機能

前回、自作スマートロックの完成披露をしました。

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今回は自作だからこそできる市販のものには無いオリジナルの機能を2つ紹介します。

 

①内側からは自動解錠

外に出るための解錠操作にいちいち物理ボタンを押すのって煩わしいですよね。ましてやスマホから操作しないとイケナイなんて全くスマートじゃない!

ということで、ロックにスイッチを付けて内側からの解錠をスマートにしました。

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この方法だとスイッチを押す→解錠→ドアを開けるという動作が1ステップで済みます。

良いアイデアだと思いましたが、最初のスイッチを押すという場面で一気に力を入れてしまう家族が使うとキーが重くなってロックがスムーズに開かないという問題が浮上しました。

そこで人感センサーを使ってドアノブに触れる前に解錠することにしました。

youtu.be

動画は超音波式の人感センサーの実験ですが、誤作動が多いので最終的には赤外線式の人感センサーを採用しました。

使ってみるとこれは便利です。玄関で靴を履いて立ち上がって一歩歩いたぐらいのタイミングぐらいで解錠されます。

もし誤作動した場合は10秒で施錠します。

 

②オートロックの発動条件

最初の設計では、扉が閉まってから10秒でオートロックする。という方法を採用していました。

市販のスマートロックにもよくあるオートロックですね。

しかし、ポストを見に行くだけとか、一瞬の外出でもオートロックがかかり、締め出される可能性が浮上。

締め出された場合は緊急用に無線式の指紋認証キーを使うことで解錠できるようにしていましたが、オートロックに慣れていない家族から煩わしいと不評・・・(悲)。

ということで、まずはオートロックのワンタイム制を採用。

スマホからオートロックの「設定」を押すと一度だけオートロックが発動するようにしました。

これを外出する前に設定しておくと外に出てからキーの操作をする必要が無くなります。

ただ、一度オートロックの便利さを体験してしまうと外出前にこの操作をすることすら煩わしくなるのが人間です。

解決するのに一番簡単な方法は「玄関に物理的なボタンを設置してワンタイムのオートロックを設定できるようにする。」という方法ですが一度完成したものに物理ボタンを追加するのは手間です。

 

ということで考えた結果、外出後に施錠する条件としてドアの開閉時間を取り入れることにしました。

ドアを一度閉めてから→ドア開ける(一秒以内)→閉める→2秒後に施錠。

というロジックを組みました。

1秒以内で開けて閉める。という条件は日常では使わないので「明らかな意図した動作」として発動条件としてはピッタリです。

使ってみると、これまた便利!!最初からこうしときゃ良かったと感じました。

 

今後また使いながら便利な機能を模索していきます。

これからスマートロックを自作する方の参考になれば幸いです。

<最初の記事>

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3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する ⑦完成

前回はSocket通信でのセキュアな通信方法を考えてみました。

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今までの内容でスマートロックを自作する準備が整いましたので実際に取り付けていきます。

 

今回、全システムの詳細は物が物だけにセキュリティーの都合上掲載しません。

ただし、システム自体は過去の記事のものを組合わせているだけですのでそれほど複雑な要素はありません。

 

スマホからの制御はVPS上にDjangoで作ったサイト。

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VPSから制御器へは暗号化したSocket通信。暗号化については前回記事参考。

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サーボモータの制御はpigpioを利用しました。

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注意点として、pigpioをpythonで使うと何故かきちんと制御できない不具合が発生しました。その場合、コード内で「pigpio.pi()」を実行する時間を遅らせる(30秒ぐらい待つ)ことで対処出来ることが判明しました。原因は不明です。

 

サーボモーターはSG92Rを採用。

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当初の予定としてはこんなイメージを作っていましたが、玄関に制御器をそのまま置くのは邪魔だし玄関にあっても見た目の良いものを作るのは非常に手間なので制御器は隣の部屋に隠すことにしました。

 

試しにこちらのElecrowの液晶ディスプレイ搭載モデルを使って作ってみたけど、やっぱり邪魔・・・

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試作品↓

見た目的には問題なさそうだけど、玄関に設置するとどうしても目立ってしまいます。ひっそりとオートロック化したいので勿体ないけど却下。

 

配線を壁に貫通させる必要があるのでしばらく躊躇していましたが、こんな方法を発見しました↓

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この方法で大きな穴を空けることなく隣の部屋に配線を通しました。

 

扉の開閉感知に使う予定のマグネットセンサーは不慮の事故により使えなくなってしまいましたので、フォトインタラプタを採用しました。

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さらに、大型の液晶画面は不要なのでLCDディスプレイを採用

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本体は隠すので大きくスペースに余裕をもたせられます。

本体が大きいと配線が楽です。

 

配線のモールは出来るだけ細いものを選んだのでギリギリサイズ、配線面倒臭いですが頑張って線を繋げていきます。

ダブルロック面倒くさい〜

 

モールに配線をぶち込んだら完成!!配線全く目立ちません。

見た目スッキリですよね^^vいやぁ、苦労した甲斐がありました。どんな後付スマートロックよりコンパクトに収まっているという自信があります。中身がサーボモーターとギアだけなので当然ですが。

スマートロック自体は鍵と取っ手の隙間に収まっていて、さらに磁石で留めているので結露等で脱落する心配はありません。

欲を言えばもうちょっと取っ手と色が合わせられたらもっと良かったです。

 

このモールの通らないビミョーな隙間用カバーが作れちゃうのは3Dプリンターならではですね。

 

作ったWebアプリはスマホ用アプリとして登録しました。

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では、実働動画

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アプリはウェブアプリをスマホアプリ化してます。

 

ひとまずスマホからスマートロック操作できたので今回の工作はひとまず完成!です。

今後これにいろいろな機能を付加していきます。

人感センサーで解錠の実験↓

youtu.be

超音波式の人感センサーを実際に稼働させてみると音(特に金属音)による誤作動が非常に多いことが判明しましたので集電型の人感センサーに変更しました。

 

今後の予定(願望)

・解錠操作せずに扉が開いた場合は警告メールを送る

・制御器として玄関にタブレットを設置する

・指紋認証させる

・時間によってオートロックを設置したり解除したりする

・予約時間に施錠確認する(夜10時とか)

・Bluetoothでスマホの距離を測って帰宅時に自動解除させる

いろんな追加機能が思いつきます。

 

制作過程をショート動画にしてみました↓


www.youtube.com

 

 

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*1: '0.0.0.0' , [ポート番号]

3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する ⑥単純な制御通信におけるセキュリティーの考察

前回、スマートロックの制御方法を考えました。

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スマホから鍵の操作はVPSに構築したWEBアプリを経由することとし、VPSから鍵の操作は自宅のラズパイで制御することにしました。

 

今回は具体的な通信手段を考えます。

通信内容は「施錠」「解錠」等の単純な信号であるため単純なsocket通信で賄うこととします。

ただ、万が一、悪質なハッカーが通信を傍受して飛ばしているデータが自宅の鍵のデータだと判明してしまうとデータを改竄されネットワークのみならず自宅への侵入を許してしまうことになりかねません。

 

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別にそこまで考えなくても、接続先のIPアドレス(VPSサーバー)を指定してそこからのアクセスのみ通信する。とすれば良いかもしれません。

しかし万が一には備えるべきです。

 

 

スマホからWEBアプリへは現時点で安全性の確立されたセキュアなhttps(SSL)通信を行なうのでデータが漏洩することはまあまず無いでしょう。

<過去記事>

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WEBアプリのように「どこからでもどの端末からでもユーザー情報を持っていればアクセス可能」とする場合は上のような公開鍵を用いたSSL通信が有効です。

 

今回はWEBサーバーから自宅のラズパイという決まった相手とsocket通信で簡単なコマンドを送るだけですので共有鍵が1つあれば解決するように思います。

 

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問題点として、共有鍵が1度判明してしまえば後の通信内容は全て判明してしまうことになります。

ましてや素人がお手軽に作ったような暗号文ならばプロにかかればひとたまりも無いでしょう。

 

 

【ここから先は、noteの有料記事として投稿しました。】

申し訳ありません。このままブログで書き続けたいところなのですが、スマートロックの肝となるセキュリティーに係る重要な部分ですので限定的な公開とさせていただくことにしました。

有料記事の内容は

・複合されにくい暗号の工夫

・複合を試みる気を無くす工夫

・実際の暗号化したsocket通信の外部からの見え方

を記載しています。

 

※有料記事にも実際のコードは記載していません。オリジナル暗号通信の作成方法だけでコピペで使える内容ではございませんのでご注意ください。

※今回の記事内容を飛ばしましても次回「3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する⑦」の記事以降に特に影響はございません。

 

<この記事の続き(note記事)>

note.com

 

次回、スマートロックを組み立てていきます。

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3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する ⑤スマートロック制御方法の構想

前回、ハードウェアの実験はクリアできました。

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今回はスマートロックを制御する具体的な方法を考えていきます。

 

ICカードや各種Webサービス(GoogleHome等)を利用してスマートロックを作成されておられる方を拝見しましたが、個人でVPSサーバーを契約している者としてはこれを利用しない手は無いでしょう。

 

このようなイメージです。

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何故直接制御器の自宅サーバーへ直接アクセスしないのかというと、自宅に近づくとスマホが自宅のWi-Fiを拾ってしまい室内では屋外と同じアドレスから自宅サーバーにアクセス出来なくなるためです。

(※屋外だと「hogehoge.com」で接続できるけど、家の中からは「192.168.1.100」のようなアドレスになる)

 

接続環境によってアクセスページを変更するのは非常に面倒なので、自宅にいてもVPS経由でラズパイサーバーにアクセスさせることにします。回りくどいですが操作が楽です。

 

物理的な部分

室内側の物理的な装置は、スマートロッック機構とドアの開閉を感知するマグネットセンサー、ドアの開閉や案内をお知らせするためのスピーカー、物理的な施錠解錠スイッチを想定。

あとはカメラやモニター、室内から取っ手に手をかけたら自動で解錠させるようにするは赤外線センサーやタッチセンサー、屋外から解錠するにはICカードリーダーや指紋センサーやテンキー等も使えますね。いろいろ考えると面白いです。

ひとまずのゴールとしてスマホからWEB経由で施錠解錠を目指します。

 

制御パネルには「施錠」「解錠」ボタンと「オートロックの設定解除」ボタンが必要。タッチパネル式にするか物理ボタンにするか、それとも制御器は隠してタブレットで操作するか・・・悩みどころ

履歴には「何を使って施錠解錠操作をしたのか?」という記録とドアの開閉時間を記録することは必須。場合によってはメールで警告を発信。

 

GPIOからサーボモーターへのPWM制御にはpigpioライブラリを使うことにしました。

pigpiodがsystemdサービスで自動起動しない /etc/rc.localに登録して自動起動させる - DreamerDreamのブログ

 

アプリ

WEBアプリ自体はDjangoを使えばユーザー管理までサクッと作れそうです。

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①スマホからVPSにアクセス

②VPSは自宅のラズパイサーバーにアクセスして

  • 現在アクセスが可能か?
  • 前回の動き(サムターン自体を監視しないので)から施錠中か解錠中かの情報を取得して表示

③スマホの操作をラズパイに伝達

④ラズパイからの応答をスマホに返す

という風に、VPSはWEBアプリとラズパイサーバーの中継を担当させます。

 

通信

VPSサーバーまではSSL通信を行なう。

VPSからラズパイへはSocket通信とし、通信の為にオリジナルのプロトコルを作成する。

(SSLSocket通信という手段もあるけど、ブラウザやアプリ経由では無いし通信相手が決まっていてデータも単純なのでオリジナル暗号化で対応します)

接続&通信は全て暗号化して行なう。

 

個人宅なのでそんな厳重にする必要は無いでしょうけれど、やはりセキュリティーに配慮するに超した事はないのでこのような型にします。

 

次回はSocket通信をセキュアに行う方法を考えていきます。

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3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する ④実動試験

前回ギアボックスを作って動作が良好でしたので、実際に使うことになるであろうケーブル長のケーブルを用意して実験することにしました。

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<前回の実験>

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実はこのスマートロックは設計無しの思いつきで始めたので実際の制御機は現時点で全く考えていません。

 

ただ、電池ではなく外部電源から稼動させたいのでイメージ的にはこんな感じにする予定です↓(ざっくり)

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スマートロック機構から制御器まで結構長いケーブルが必要になります。

長いケーブルは手軽な手元にあるLANケーブルを使いたいのですがその際に

  • PWM信号が送れるのか?
  • 電力線として機能するのか?

ということが心配されます。

 

玄関の凸凹に会わせてスケーラーで測った結果、ケーブルが約10mぐらいあれば足りるようでしたので10mのLANケーブルを用意し、コネクタをぶった切って実験しました。(下に実験動画があります)

 

実験

まず、通常のジャンプワイヤーにて問題無く動くことを確認します。

次にCAT6対応のフラットLANケーブルにPWM信号線だけ通します。

これも問題無く動きます。高速通信線なので当然です。

 

しかし、フラットケーブルの芯は細いより線で作られた構造のもので、実験の結果サーボモーターへの電力供給は実質不可能でした。

(より線に実験しやすいようすずメッキ線をハンダ付けしています)

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このケーブルがそのまま使えたら色も配線も簡単な話だったのですが・・・

2本3本と束ねてみてもダメでしたorz。コネクタぶった切ったことに後悔。。。

残念です。

 

次に、CAT5E対応の単線構造のLANケーブルを用意しました。

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色も型も後から目立たないように加工が必要です。

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1本の芯が0.6mmもあるので取り回しも面倒そうです。

 

実験の結果、10mだとこの線を2本使って電力供給することでしっかりと動作することが判明しました(1本でも動くけど、実際に鍵を回すとなるとパワー不足に陥ることが判明、結果的に+ー共に2本必要でした)。

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実際にサムターンを回してみました。大成功です!

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しかし、下のサムターンを回そうとすると・・・上のサムターンより若干固いらしく回りません!問題発生です。

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試しにSG90の偽物にしたら・・・余計に回らないことに。。。orz

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<SG90の本物と偽物の比較>

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過去記事で「偽物でも割と使えそう」と書いていましたが、実験でどうやら偽物はパワーが本物より弱かったことが判明しました。 

動画では残っていませんが、本物の方は解錠動作だけは辛うじて回るようですが偽物はとても回る気配がありません。

 

そこで、SG90の強化版サーボモーターSG92Rに組み替えたところ、今度は見事に成功しました!

youtu.be

SG92RはSG90とほとんどサイズは一緒なので3Dプリンターの出力モデルを変更することなくそのままSG90と同じマウントのまま使えました。

マイクロサーボ SG92R (1個)

マイクロサーボ SG92R (1個)

  • TOWER PRO(タワープロ)
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SG92Rのサイズ感に関しては過去記事参考↓ 

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次回、このサーボモーターを制御する方法を考えます。

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3Dプリンターを使ってスマートロックを自作する ③ギアボックス作る

前回の実験で、いい感じで鍵が回ることと取っ手の間に本体が納まりそうだということが確認出来ました。

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今回はギアボックスを作成していきます。

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この部分にピッタリ収めたら見た目がスッキリします。

 

 

ギアとギアの隙間、部品同士の結合と3Dプリンターの誤差と強度も考慮して0.1mm単位でサイズを詰めていきます。

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何度もトライ&エラーです。(最初の殴り書きのメモは自分にしか解らん自信があります)

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実際に作って動かして補強したり仕様変更したり、不満な部分を自分で後から加工し直さなくても設計の変更だけしておけば他の用事をしている間に新しく部品を出力してくれる。こういった作り方は3Dプリンターの成せる技ですね。非常に頼もしい存在です。

 

 

モーター部分を収めるボックスです。

やはり少し出っ張りますが取っ手の邪魔にはならずイイ感じにフィットしています。
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ギアボックスが出来た事で、これが↓

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こうなりました↓

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イイ感じで動いています。

 

白色フィラメントの在庫が多かったので試験的に使いましたが流石に白色だと目立ってしまうので本番は目立たないように色を変えて作ります。

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やはり黒色の方が粗が目立たず綺麗に見えますね(出力品の精度自体は同じです)。

 

次回、実際に動かしてみます。

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