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3Dプリンターで使い捨てマスク作成キットを作ろう 3Dプリンターで使い捨てマスクを手作りしようVer.2

前回、3Dプリンターで出力した部品で使い捨てマスクを作るという記事を書きました。

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今回、新たに「使いやすく」「早く作る」ということを念頭に、改良版マスク作成キットを設計しましたので公開します。

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まずは、実際にマスク作成キットでマスクを作っている様子をご覧ください。 


3Dプリンターを使って使い捨てマスクを作ってみた

 

前回のものに比べると

  • 土台のシリコンマットが不要
  • 生地を予め溶着させる必要が無い
  • 仮止めの必要が無い
  • 前バージョンのものと比べると繊維が軟らかく仕上がるのでマスクの装着感が良い

というのが改良点です。

必然的に作成キットの部品点数は増えています。

 

 

マスクの作成手順

 

生地のセット

 

生地は水切りネットを使います。

 

 

 

必ず原料が「ポリプロピレン」のものを選びましょう。

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水切りネットの不織布をマスクの表地として1枚、フィルターとして3枚重ねたものをマスク作成キットを1つ開いた部品にセットします。

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フィルター部分は繊維の方向が同じ向きにならないように、互い違いに合わせています。

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表地は繊維の方向が縦向き、つまりマスクが引っ張って伸びやすい方向にセットします。

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真ん中のパーツを倒して、

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今度はフィルター、表地の順番でセットします。

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その上に大きめのキッチンペーパーを被せて、

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溶着

生地をアイロンで溶着します。

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アイロンの設定温度はアイロンと時間によってマチマチですから、不織布がうまく溶着出来る温度を探る必要があります。

 

アイロンは、下図の水色→黄色の順番で溶着すると下の生地をずらさずに溶着させることが出来ます。

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水切りネットの場合、耳の部分も軽くアイロンを当てることで袋になっている不織布の剥離を防止することができます。

不織布が濡れたような色になると溶着出来ています。

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作成キットを全部閉じて、

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ずれないように軽く押さえたまま裏返しにして上になった部品を開きます。

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先ほどと同じ要領で溶着させます。

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アイロンの作業は以上です。

 

成形

開いている部品を閉じて、

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耳の部品にハサミを沿わして少し切り取ります。

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溶着した箇所が目印になるので、耳の部分が切れたら部品を全部取って型を整えます。

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左右の耳を開いて不要なフィルター部分を切り取ります。

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耳を折り曲げて、耳を通す穴を作るために切り込みを入れます。

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これで完成です。

 

確認

開いてみるてしっかりと溶着されているか確認します。

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後からハサミでマスク型に切るので左右のパーツの型がしっかり整います。

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マスク作成キットの作り方

 

※こちらで紹介しているデータは自由にダウンロード、配布、改良をしていただいて構いません。

より多くの人に使い捨てマスクを提供出来る事を願っています。

 

データダウンロード

<Googleドライブ>

3DMask-V2 - Google ドライブ

<Thingiverse>

https://www.thingiverse.com/thing:4208970

 

組み立て

<マスクフィルター部分>の組み立て


使い捨てマスクメーカー パーツ組み立て①

 

フィルター作成用の部品を作ります。

真ん中の部品に合う形の歯をセットします。

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歯が両方に同じぐらい出る感じでセットします。

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3つセットしたら完成です。

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下のように、上下の部品の凸が内側を向くようにヒンジを組み立てます。

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スムーズに動けば完成です。

ヒンジは内側同士、外側同士でセット出来るようになっています。

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<マスクの耳部分>の組み立て


使い捨てマスクメーカー パーツ組み立て②

 

先ほど作ったフィルター作成用部品に耳用の部品を付けていきます。

各部品に3カ所凹凸があるので、うまく収めるようにセットします。

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上下の耳の部品の凸が内側を向くようにします。

真ん中の部品には凸がありません

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フィルター固定用にクリップを用意しました。

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クリップが無くても作成は可能です。

 

これで完成です。

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3Dプリンターをお持ちの方はシェアを宜しくお願い致します。

 

 

今回、素材として水切りネットを使いましたが、マスク用のフィルターを使うと、より効果のある使い捨てマスクになります。

 

使い捨てマスク自体も値段は高いけど売ってることは売っているので、

自作の手間や探しまわる交通費や時間を考えると、

Amazon↓

 

楽天市場↓

などで購入してしまうのもアリかもしれません。

高いですけどね。

 

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