DreamerDreamのブログ

夢想家の夢です。〜揚げたてのモヤっとしたものをラフレシアと共に〜

手を触れずに消毒用のスプレーをするディスペンサーを手作りしよう 肘で押す、足で押すの2Way仕様の本格派ディスペンサーを適当な材料で作ってみた

皆さん、お店の入り口に消毒液があれば使うと思いますが、不特定多数の方が使うものなので出来れば手を触れずに使いたいですよね。

 

ということで、手元にあった材料で手を触れずに消毒液を使う為の消毒液ディスペンサーを作りました。

 

完成形はこうなります↓

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肘と足、どちらでもプッシュすることが出来ます。

 

 

作り方

今回、サイズとかは全く測っていません。

全て現場合わせで適当に作っています。

 

180㎝の1×4材を2本使いました。

ホームセンターで200円ぐらいのやつです。

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丸鋸は安い物でも1つあると作業が随分と楽です。

1本を、目線の高さぐらいで切って、短い方の端をカットします。

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これが土台になります。

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スプレーボトルのホルダーは、先ほど端っこを切った材料も使って、スプレーの頭が出るぐらいでちょうど良い大きさに切ります(適当です)。

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仮組みするとこんな感じです。

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足下のペダルと手で押すハンドルは縦半分に切った材料を使いました。

切り出した木材はこんな感じです。

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やすりがけとかトリマー作業なんかも必要があればしておきます。

 

これに、最終的にペダルを踏んだ時に不安定だったのでもう1本足しました。

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この辺は作ってからペダルに干渉しないように調整しましょう。

 

トリマーは木材の角を丸くしたり溝を作ったりと、見栄えと木工の幅が広がるので丸鋸とかドリルとか一通り揃えたら次に買っておきたい工具です。


トリマーで角を丸くする方法!トリマーの使い方も紹介するよ[高儀のトリマー TR 100]

 

 

メイン土台に、ペダルを踏んだ時に不安定にならないようにペダルを支える板を一個取り付けます。

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これにペダルを取り付けるとこうなります。

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ボトルホルダーは、ボトルのサイズに合わせて止め、

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メインの支柱にイイ感じの角度に固定します。

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ハンドル部分がイイ感じで押し当ててプッシュできるように調整してハンドルは軽く動く程度に固定します。

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ちゃんとプッシュできるか確認しましょう。

 

できたら、フックをハンドルと、支柱の中腹(ひっぱる方向)と、ペダルに取り付けて、ワイヤー(針金で可)を取り付けます。

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踏み切ってもボトルが壊れない程度に調整します。

何回か使いながらバランスを見て木材で補強したりします(適当)。

 

使用中にボトルがくるくる回ってしまわないように両面テープを適当な場所に配置して固定します。

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できました。

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なかなかスリムです。

壁にくっつけて使うとハンドルを押してもぐらつきません。

 

<足でプッシュしている様子>


足と肘、どちらでも消毒液がプッシュ出来るディスペンサーを作ってみた

以外と適当な材料で作れてしまう物です。

 

 

消毒液の中身

アルコール消毒液が入手し辛いのでここ最近では「次亜塩素酸水」が話題になっています。

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しかしながら、次亜塩素酸水の手指に対する消毒効果は未だ「未確認」です。一部では効果が無いということも言われています。

しっかりと手指消毒を行ないたい場合はやはりアルコール消毒液が望まれます。

 

アルコール消毒液(エタノール)も現在入手困難ですが、お酒から蒸留で得るという方法もあります。

DIY好きの方であればこちらを是非お試しください。 

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説明書

次亜塩素酸水バージョンと、

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アルコールバージョンの説明書ポップを作りました。

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Googleドライブで共有していますので必要であればダウンロードしてお使いください。
Googleドライブ>

消毒液ディスペンサー説明書 - Google ドライブ

 

この説明書をラミネートして支柱の上部の開いているスペースに取り付けると完成です。

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今回は非常にざっくりした内容でしたが、本当に適当な材料で作っているので残念ながら説明がうまく出来ません。

皆さんも身の回りの適当な材料でお試しください。(コロナ騒動が終ってしまえばおそらく不要になりますからね) 

 

 

と、ここまで書いておきながら発見してしまいました。

Amazonで売られている自動噴霧器↓

自分で作るの面倒だと感じる方はコレでいいじゃん!というかこれの方が断然格好いいじゃないですか・・・凹。

 

 

<コロナ対策関連記事>

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コロナ感染予防対策 消毒用エタノールをウォッカから精製してみた 蒸留器を格安材料で手作りする

アルコールがコロナに有効という情報が出てから消毒用アルコールが薬局から消えて約1ヶ月以上経っています。

アルコール以外の消毒液もあるにはありますが、やはり手指消毒に使うにはアルコールが理想です。

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いつも以上に除菌で消毒用アルコールをよく使うようになった最中、仕事で使う消毒用アルコールの在庫までこのまま枯渇してしまっては困ります。

ということで、ドアノブなどの設備や身の回りの消毒で使う程度の精度をあまり求められないアルコール消毒液ぐらいはいつでも自分で精製できるように先手を打つことにしました。

 

<注意事項>

アルコールの精製は法律、火災や事故など様々なトラブルの原因を秘めています。

このブログ内容に起因するトラブル等においては一切の責任を持ちません。

また、実験内容は私個人の行なった実験の実例であり、ブログを参考にして実験を行なう事を推奨するものでは御座いません。

もし、実験を行なう際には消化器などを手元に用意の上、火災に充分注意してください。

以下、完全に「自己責任」という判断において読まれることをお願い致します。

 

消毒用アルコールの材料

消毒用アルコールには、一般的にエタノール(エチルアルコール)が用いられます。

エタノールは人体に害の少ない(害が無いわけではないことに注意)飲用も可能なアルコールで、このアルコールを多く含むものの代表に「お酒」があります。

 

消毒用にアルコールを抽出しようと思うと、

  • アルコール成分を多く含んでいること
  • 不純物が少ないこと

が重要です。

 

ウォッカホワイトリカーが適材と言えるでしょう。

そして、中には90度を超えるウォッカ(「スピリタス」というお酒が96度)も存在するようですが、飲用のお酒には糖分や香料など消毒に不向きな成分も含まれることもあるため、映画のワンシーンのようにお酒そのものを消毒用アルコールとして使うのはお勧め出来ません。

 

<大事なポイント>

アルコール度数が高ければ高いほど良いというものでもなく、高過ぎると消毒する前に揮発してしまったりと消毒の用途を成さなくなるので注意しましょう。

アルコール消毒として適しているアルコールは約70~80%程度のエタノール水溶液です。

「約15秒ぐらい完全に渇かない」という状態が理想です。

 

 

法律の問題

飲めるアルコールを精製することは日本の法律「酒税法」で禁止されています。

これは既存のお酒の蒸留行為も含まれています

回避策として「飲用でなくす」という方法を取ります。

同じアルコール仲間の「イソプロパノール」を混ぜる事で酒税法を回避することが出来ます。必ずイソプロパノールアルコールを混ぜましょう。

イソプロピルアルコールも濃度50%がそのまま手指消毒液として使えます。

但し、エタノールより脱脂作用が強いため手が荒れやすいです。

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同じように「料理酒」も塩を添加することで飲用で無くして酒税法から逃れているのですが、蒸留すると塩分は分離されて「飲めてしまう」ものになるので塩を混ぜるという方法は今回の回避策としてはNGです。

消毒用アルコールにもイソプロパノールが添加物として含まれているものがあります。これが安い消毒用エタノールの正体です。

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注意)飲めないようにするといっても「飲むと失明する」と有名な燃料用アルコール(エチルアルコール)は劇薬ですので絶対に混ぜないようにしましょう。

 

また、「アルコール事業法」は90度以上のアルコールを精製する飲用以外も含める全ての場合に適応されます。

何度も蒸留行為を繰り返すと超える場合もあるかもしれませんのが、まあ普通に一般機材で蒸留するだけであれば超える事は無いでしょう。(蒸留で得られるアルコールは96%以上にはなりません)

心配であれば蒸留後の回収容器に予め蒸留予定の10%分の水を入れておくと良いでしょう。

 

このように「アルコール事業法」や「酒税法」として厳しく管理されているアルコールの精製ですが、厚生労働省はこの度酒造メーカーが消毒用アルコールを製造販売する場合には今回に限り許可するということを通達しています。

<参考>

厚労省/「高濃度エタノール」代替使用で事務連絡改定 | 流通ニュース

これにより酒造メーカーからの消毒用代用アルコールの供給が開始されることになります。

これらが一般に広く出回り始めたらわざわざ蒸留させる必要も無くなりそうです。

 

 

アルコール成分を上手に分離させるために

アルコールを蒸留する時に問題になるのが「共沸点」とよばれるもので、簡単に言うと「水とアルコールを熱すると、水とアルコールの混ざった液体からは水とアルコールの混ざった蒸気ができますよ」というものです。

当然ですが、その蒸気を冷やして集めれば水とアルコールの混合物が出来てしまいます。

ただ、アルコール成分の方がより揮発しやすいため元の混合物よりはアルコール濃度は高くなります。アルコール成分の低い原液でもこれを繰り返すことでより濃度を高めることが出来るようになります。

 

ですので、最初から純度の高いアルコールを蒸留するにはこの共沸点をどのように無くすか?

ということが課題になるわけですが、これには方法がいくつかあって、その方法の1つが「塩を混ぜる」という方法です。

<参考>

化学工学 71 835 2007 エタノール分離アイデア集

この方法を用いると水溶性の性質を持つ塩が水に溶け、水の揮発性が低下することで理論上は共沸点が消失します(実際には温度による飽和濃度の違いとか実にややこしい)。

これにより純度の高いアルコールを蒸留で得ることが出来るようになります。(90%は超えないようにしましょう。)

 

 

装置の作成

失敗編

(この失敗編は読み飛ばしてOKです。)

「安全に」「簡単に」ということを念頭に考えた時に「火を使わない」という方法を取りたいと思います。

僕もそうでした。

そして、「過熱」と「冷却」をするということは、要するに「熱交換」だから、小型の熱交換器を使えば効率良く安全に蒸留が可能なんじゃないか?

と思い立って作ったのが第一プランの以下のものです。

 

小型の熱交換器といえば電子工作界隈では有名なペルチェ素子

 

 

<参考>

冷却ができる電子部品「ペルチェ素子」の使い方 | VOLTECHNO

 

これを利用すれば過熱と冷却が一気に出来ます。

ペルチェ素子を2枚重ねて、

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コーヒー缶に熱伝導グリスで封入します。

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上の缶で過熱して気化させ、下の缶で冷却させてアルコールを液化する。

といった寸法です。

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予備冷却管も付けていて発想は悪く無いと思うのですが、残念なことに冷却缶の温度が10℃以下にはなりませんでした。

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電圧5V程度が限界で、これ以上電圧を上げると熱が冷却缶の方にまで流れてしまい結局は室温よりも温度が上がってしまうという・・・。

一応使ってみましたが、アルコールの抽出能力は「気持ち程度」のものでした(一応出来ることは出来るけど、これ50cc抽出するのに何日掛かるねん?ってレベル)。

 

おそらく敗因は「断熱性」です。

断熱材として軽量粘土を使ったのも良く無かったのかもしれません。

まあ素人工作で出来る範囲では限界を感じてしまいましたので第一プランはこれにて終了です。

もしこの構成で効率化に成功した例がありましたら是非とも教えてください。

 

成功編

第二プランは一般的に広く行なわれている簡単な方法にしました。

蒸留器を使う方法です。

とは言っても販売されている「蒸留器」はカッコイイですが高価です。

コロナ騒動が終った後に使い道もありません。

 

 

ということで、蒸留器を格安で手作りします。

 

過熱部は缶コーヒーのキャップに穴を開けてホースを固定するだけです。

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まず、キャップを裏返してペットボトルのキャップ等の上に置きます。

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アイスピック、ドライバーなどの先の尖ったものでエイっと突いて穴をあけます。

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次にお箸などで穴を広げます。

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 これに、観賞魚などでよく使われている

 

 

を固定します。

 

エアホースを先ほどの穴に通します。

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先が出過ぎない程度にしたら、

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周りに出ている金属片を寄せるようにホースの周りに寄せます。

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これで多少引っ張っても外れなければOKです。

頑張りすぎて穴が細くなりすぎない程度に。

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あとはボンドで蒸気が漏れないように周りをボンドで固めてしまえば完成です。

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この加熱用のボトルに上の「アルコール成分を上手に分離するために」の項目で記述したように、ウォッカに塩を混ぜ(100ccで10gぐらい溶かしました)、その上で法律違反にならない為にイソプロピルアルコールを少量混ぜたものを原料として用意します。

 

 

次に冷却部です。百均のプラスチックボックスを利用しました。

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冷却管は第一プランで予備冷却管として使っていた物をそのまま冷却管に採用しました。

直径4mmのアルミパイプがホースにはピッタリです。

 

放熱性抜群なアルミパイプを冷水に浸ける方法なら長さもそんなに必要無いです。

 

4mmのアルミパイプを素手で綺麗に曲げるのはかなり難しいので専用の治具を3Dプリンターで作りました。

<Googleドライブ>

paipmage45-200.obj.stl - Google ドライブ

これにフィットさせながらパイプを曲げると折れません。

が、一度曲げると戻せません(折れる)ので気をつけて曲げます。

 

パイプ曲げには直径に応じた専用のツールも販売されています。

 

 

パイプを曲げるなんてムリ!という方は、パイプをボックスに収まる程度まででカットしてしまうとか、曲がる部分はホースを繋ぐなどの方法でもおそらく大丈夫です。

 

冷却管はボックス内で全体に勾配を付け、出口には一カ所穴をあけてパイプを通し、ボンドで冷却水が漏れ出ないようシーリングします。

水をたっぷり入れて水漏れが無い事を確認し、氷を浮かべたら冷却部の完成です。 

 

 

 

アルコールの精製

まずは精製されたアルコールを貯める容器にどのぐらいが限界か?の印をつけておきます。

実際に計量容器に100mlの水を入れて収集容器に移して印を付けると良いでしょう。

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42度のウォッカ100mlから蒸留すると、全部集められたとして40ml、このぐらいが限界です。

この容器だと200ml分(80ml)は集められそうですので80mlの所も印を付けています。

 

アルコールは引火性のガスになります。蒸留の際には換気をしっかりしてください。

途中で部屋がアルコール臭くなった場合はどこかから蒸気が漏れている可能性がありますので中断してすぐに窓を開けて換気をしてください。

 

水温が100度に達しない程度で調整しながら過熱します。

<動作の様子>


手作り蒸留器で消毒用アルコールを作ってみた

出口からポタポタとアルコールの雫が垂れて来ます。

この手作り蒸留器は効率が良いようで、部屋の中でアルコールの臭いは感じませんでした(換気扇も回していましたが)。

 

ウォッカ200mlからこれだけ蒸留できました。

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予定より多く感じますが、水分が思ったより出ているってことですね。

あまり深追いしないようにします。

 

 

臭いはアルコールそのものの臭いで特に気になることもありません。

さて問題は、このアルコールが「消毒に適している濃度に達しているか?」ということです。

 

消毒用アルコールの濃度測定方法 

作ったアルコールの濃度の測定をするのにどうやったら良いのか・・・これはなかなかの難問でした。「比重」を使うのが通例ですけれど、素人が計量で濃度求めるには難易度が高いです。そもそもそんな正確な計量器が無い。

自分で測定できる簡単な方法として「蒸発時間を比較する」など考えていたのですが、すごい画期的な方法を投稿しておられる方を発見しました!!

なんと「油性マジックの溶け具合で比較する」という超簡単な方法です。


 

【コロナ対策】油性マジックで消毒液濃度評価

そうか、アルコールって溶剤ですものね。

こんな簡単な方法があるなんてスゴイですね。思いつかなかった。

 

早速実験してみました。

材料となるウォッカをそのまま垂らしたのがこちら↓

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全くインクは溶けません。アルコール濃度が低いことが解ります。

 

今回の実験結果

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左が今回精製したアルコール、真ん中が消毒用アルコール、右が無水エタノールです。

 


無水エタノールには遠く及ばないものの見た目は消毒用アルコール(76.9%〜81.4%)よりは若干濃い感じです。

 

僕は仕事の関係上消毒用アルコールを良く使います。

実際にいつものように手指消毒を行なってみたところ、普通に使えるレベルでした(今回のアルコールは仕事には使いませんが)。

 

少しだけ揮発する時間が早いかな?これを消毒用エタノールと同じぐらいの揮発時間になるように少し水で薄めれば消毒用アルコールの完成です。

 

2Lのウォッカから、500mlの消毒液と100mlの消毒液を作りました。

まだ残っています。

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単価

2Lのウォッカから約1L弱の消毒用エタノールが抽出できるとすれば、まあ価格的にも消毒用エタノール500ml2本を適正価格で買うのとあまり変わらなさそうです。

 

消毒用エタノール500mlが7,980円て・・・おかしすぎる価格(2020/04/24時点)

このウォッカ(2L 2,344円)から1Lのエタノール抽出したら500ml約1000円台で済みます。

 

「無い物は作る」という定で考えるといろいろなものが代替品として使えたり材料になります。

貴重な医療資源を奪い合わないで冷静に自分で出来ることをしていきましょう。

 

<コロナ対策関連記事>

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コロナ対策 ランニングで使えるフェイスシールドを3Dプリンターで作ってみた ランニング時には前方との距離に注意しよう

はじめに

一人一人が出来るコロナ対策の1つとして「密にならないようにしよう」と言われています。

人と人との間隔を約2m開けると良いと言われていますがそれは平常時の場合で、ランニング中など運動時には少し意味が変わってきます。

 

以下はシミュレーション技術のAnsys社が作った動画です。


Facing COVID-19 Challenges: Leave Additional Space When Exercising

この動画を見ると、

間隔を開けずに縦走している場合、前のランナーがくしゃみをした飛沫の中へ飛び込むことが解ります。

ランニング中は呼吸も荒くなるので平常時よりもウイルスが飛びやすくなることにも注目しましょう。

10m以上間を開けると良いとされていますが、同じスピードでずっと走れるとは限りません。距離を詰めないでずっと追従するのはそれはそれでストレスです。

 

僕、PONもランニングをする身としてこの感染ルートは人ごとではありません。

 

そこで、今回はランニング時に使えるフェイスシールドを考案しました。

 

 

従来との違い

従来のフェイスシールドはこのような形のもので↓

頭に固定して使うので上から降って来る飛沫に対しても有効な優れものです。

 

但し、反面欠点として

  • 見た目が大げさ
  • 威圧感がある
  • 汗が拭けない

ということが挙げられます。

 

今回、これらの欠点のみを克服したモデルを3Dプリンターで作成しました。

コチラです↓

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(作成時にベッドから剥がれて少し歪みました)


フレームは3DプリンターでPLA樹脂にて作成しています。

フィルムはA5サイズのOPPシートをそのまま挟んで使っています。

OPPシートなので透明度はクリアファイルより良いです。 

 

A5サイズのOPPシート

100枚 約500円

 

A4サイズのクリアファイル

100枚 約1000円 

 

これらを任意のサイズ、型にカットしてフレームに固定します。

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使い方

眼鏡のように装着することで前方からの飛沫をガードすることが出来ます。

(たぶん)フェイスシールドとしては今までに出た事の無い型だと思います。

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(※画像はイメージです)

 

上が開いているのでこのまま汗を拭く事が可能です。

帽子を被ることも可能です。

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(※画像はイメージです)

 

反面、上からの飛沫には対応していないので医療現場での使用には不安がありますが、威圧感は少なくなります。

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(※画像はイメージです) 

 

オマケの機能として、耳の部分にマスクのゴムを引っ掛けられる溝を付けています。

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マスクのゴムによる耳の痛みの予防になるのと、眼鏡用のゴムバンドを使う事で、フェイスシールド、マスク両方の耳への負担を減らすことが出来るようになります。

 

 

 

データダウンロード先

データはどなたでもご自由にダウンロード、改変してご使用ください。

但し、作成物の販売行為は禁止とさせていただきます。

<GoogleDrive>

FaceShield - Google ドライブ

<Thingiverse>

Face Shield by DreamerDream - Thingiverse

 

組み立て方

フレームにフィルムを挟むことでシールド自体は完成です。

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フレーム幅の調整は、素材がPLAであればドライヤーでしっかりと温めると手で曲げることが出来るので任意に調整をしてください。

 

耳の部品は、サイズに合わせて取り付けられるようになっています。

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必要な場所でカットします。

 

穴にフィラメントを差し込み、

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カットすれば完成です。

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プリンターによっては穴が小さかったり大きかったりすると思いますので

小さい場合はドリルや千枚通しなどで穴を広げ、大きい場合はフィラメントの周りをテープで巻いたり、アイロンで端を溶かして固定するなどの工夫をしてください。


 

外で走る方が気持ちが良いのですが、やはり今のご時世は家の中での運動の方が安心なため、可能であればランニングマシンの使用をお勧めしておきます。

<ランニングマシンの選び方 参考>

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<その他、コロナ対策関連 参考> 

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 <3Dプリンター購入 参考>

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次亜塩素酸水の生成機を手作りしてみた 次亜塩素酸水の類似品「電解次亜水」はこうやって作る

前回、次亜塩素酸水の中でも類似品に当たる「電解次亜水」は簡単な装置で作れると書いてしまいました。

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装置を簡単な図で表すとこう↓です。

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「こんなものを数千円出して買えない」そんなことを書いたら、その業界の人から「そんなに簡単だと言うなら実際に作ってみろよ」という声が聞こえて来そうな気がしたので(実際に聞こえたわけではありません)、

 

「一般的な家庭にある物だけ」を使って、実際に電解次亜水を作ってみることにします。

 

まずはお約束の注意書きです。

<注意>

装置の動作中は水素と塩素が発生します。

水素は燃焼、爆発します。塩素は中毒症状を起こします。

室内で動作させる時には換気に気をつけましょう。

小さなお子様やペットのいる部屋では使わないようにしましょう。

 

材料

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ペットボトル、ストロー、アルミホイル、シャーペンの芯、鉛筆(シャーペンの芯は折れやすいから)、USB充電器(充電判断機能とか付いていない安いやつ)、USBケーブル、輪ゴム、ガムテープ

以上です。

どれもこれも家庭にありそうでしょ?無くても百均で売られている物ばかりです。

 

 

作成

まずはペットボトルキャップに3カ所ほど穴を開けます。

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真ん中の2つはストローを通す為の穴、右の1つは発生した水素を逃がすための穴です。

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穴に、ストローを2本差し込み、下写真のように下部を切り開いておきます。

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USBケーブルの機器への差し込み側の端子を切ります。

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ケーブルから、プラス、マイナスの線を取り出します。

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だいたい、赤が+極、黒が−極の電源線で、その他の色の線は信号線とシールド線になっていると思われます。また、電源線は他のケーブルより太くなっていることもあります(いろいろなUSBケーブルを分解した経験から)。

どちらが+極か−極かは今回の装置では気にしなくても良いので、とりあえずそれらしきケーブルを2本取り出せればOKです。

 

取り出したケーブルはストローの切り開いた口から見えるぐらい1本ずつ分けます。

(それ以上の長さに分けると、後で電源を変えたい時には便利ですが見た目がややこしくなります。)

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この2本のストローの開いた面が互いに外を向くように輪ゴムで縛っておきます。

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開いたストローが+極と−極を分けるためのセパレーターとして機能します。

絶対に2つの炭素棒同士を引っ付けてはいけません!

 

食塩水を電気分解するためには、金属ではなく炭素棒が必要なので身近にある黒鉛を炭素棒として使うことにしました。

鉛筆の芯です。当初シャー芯を使おうと思っていたのですが折れやすいので鉛筆に変更しました。

このように、鉛筆をカッターで縦に四方から切り込みを入れると、

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芯が取り出せます。

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周りにボンドなど不純物もありますが、今回はあまり気にしないでおきます(笑)。

 

取り出した鉛筆の芯をアルミホイルで巻きます。

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ストローにギリギリ治まる程度に巻いて、剥いた電源線の上からストローの中に押し込みます。

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このとき、電源線とアルミホイルが開いたストローの横から見えないように注意します。

図示するとこうなります。

(炭素棒の長さが充分であればもっと奥でも良いです。というか奥の方が良いです。)

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電源線とストローを折り返し、出来るだけ空気が入らないようにガムテープで一本ずつ止めます。

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なぜ、空気が入らないようにするかというと下図のとおり、

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ストロー内部に空気層を確保することによって溶液による金属の腐食を減らすことが出来るからです。

(注意)装置の動作中に溶液がアルミや導線などの金属に触れると溶液中に溶け出すと予期せぬ有害物質を生み出します。

装置の動作中にもし溶液の色が変わったら金属が溶け出している状態です。

多少の空気の漏れは発生した気体でも補われますが、塩素は金属を腐食させるガスですので出来るだけ密封しましょう。

 

以上で完成です。あとはペットボトルに装置ごとキャップするだけです。

簡単でしょ?

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単純に「水槽に電極をセットする。」という方法でも良かったのですが、このように電極を纏めておくとペットボトルが保管容器としてそのまま使えますし、他のペットボトルでも簡単に使えるということを考え、このような型の装置にしました。

 

動作確認

水と食塩塩を入れてよく溶かして装置を繋ぎます。

今回の実験では500mlで約3g程度の塩を溶かしました(目分量)。

 

USB充電器に繋いでしばらくすると水素が発生するのが見えて来ます。

よく泡が出ている方がマイナス極側です。

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反対側のプラス極側は塩素が発生しています。

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USB充電器の5Vで分解している様子です。

<水素の発生>


手作り装置で次亜塩素酸水を作ろう 説明用 5V陰極側

<塩素の発生>


手作り装置で次亜塩素酸水を作ろう 説明用 5V陽極側

 

ジワジワとしか反応しませんが、一応塩素は発生しているようです。

蓋を取って臭いを嗅ぐとほんわり塩素臭がします。

 

あれ?こんなに反応の薄いものだったっけ?塩が少ないのかな?

ということで、実際の機器に使われている塩分濃度を調べてみました。

 

時間と塩分濃度

色々なメーカーの出している機器の塩分濃度がかなり差があります。 

 

2000mlで30g

低濃度5min 中濃度15min 高濃度30min

と、時間で濃度を変更するタイプのもの。

 

 

5Vの電源

300ml 低濃度7.5g 中濃度15g 高濃度22.5g

時間8min

と、塩分濃度によって次亜塩素酸濃度を変更するもの。

 

 

USB式

300ml 低濃度10g 中濃度15g 高濃度22.5g

8min

先のものより低濃度の塩の量が多いタイプのもの。

 

 

バッテリー式

80ml 1g

3min

小容量タイプのもの。

 

調べてみると500mlで3gはめちゃめちゃ少なかったようです。

500mlだと10g以上は必要そうですね。

 

まあ今回は実験なので、塩分濃度はそのままで、電圧をUSBの5Vから手元にあった9Vのアダプターへ変更してみました。

<水素の発生>


手作り装置で次亜塩素酸水を作ろう 説明用 9V陰極側

<塩素の発生>


手作り装置で次亜塩素酸水を作ろう 説明用 9V陽極側

当たり前ですが先のものより随分と反応が良くなりました。

 

横から見ると水素の細かい気泡が凄い!


手作り装置で次亜塩素酸水を作ろう 説明用 装置動作の様子

 

いろいろと濃度や時間を試す必要がありそうですが塩素は発生していてきちんと次亜水にはなっているようです。

理論的には解っているものの、実際に塩水を電気分解したあと塩素臭を嗅ぐと「塩素が生成されてるー!」と感動しますね。

 

ということで、装置の自作は家庭にあるもので充分に可能なのです。

 

課題

今回、鉛筆の黒鉛を利用したせいか剥がれ落ちた不純物が底に貯まりました。

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鉛筆の芯は黒鉛の他に粘土も混じっていますから仕方ないですね。

フィルターで濾せば問題ありませんが、もっと純度の高い炭素棒を用いる方が良いと思われます。

 

実は、純度の高い炭素棒も家庭にあるあるものを分解すると手に入ります。(まだナイショ)

↓一番上のもの。

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この炭素棒を使って今度は「百均で買えるものを利用した(←適切な電源すら百均には無かったので無理だった・・・)+極と−極を分けた2槽式の次亜塩素酸水生成装置の作成」を作ってご紹介したいと思います。

ですが、現在ペットボトルが不足していて作成出来ません。あまりペットボトル飲料を買わない私PONですが、現在考案している装置はペットボトルが最低4本は必要です。

このご時世ですので他人様の捨てたペットボトルは怖いし、家族のだれかがペットボトルを消費するのを気を長くして待つことにします。

ペットボトルの準備ができるまでしばしお待ちを。

 

 

「電解装置」というものも売られているんですけどね。やはり値段が・・・


 

 

 

また、装置自体は出来たとしてもきちんと使用するには有効な次亜塩素酸濃度を測定して電圧と時間と食塩濃度を探る必要がありそうです。

測定装置は高価だしどうしたものか?と検索したらAmazonにはその用途にピッタリな測定用紙が格安でありましたので早速注文しました。

なんとph測定用紙まで付いています。

これで精度の高い次亜塩素酸水生成装置が出来る。・・・・はず

 

 できました!↓

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<その他、コロナ対策関連 参考>

 

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次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム水は違うもの? いえ、実は装置によっては同じ物になるんです

ここ最近のコロナ騒動の影響もあって良く聞くようになりました、

「次亜塩素酸水」

ですが、こいつは一体何者でしょうか。

 

「次亜塩素酸水」について厚生労働省の正式な報告がこちら。

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wy32-att/2r9852000002wybg.pdf

 

その他参考にこちら。

Wikipedia

次亜塩素酸水 - Wikipedia

 

要約しますと、アルコールより殺菌力に優れていて人体にも安全な優れた殺菌剤です。

 

その一方で、手の消毒効果の有効性は「未確認」とされています。

これは、次亜塩素酸水の殺菌効果は強力な酸化作用からなるもので、細菌やウイルスに限らず、人体の細胞等の有機物に触れると一瞬にして酸化作用を発揮してしまい、殺菌作用が弱まってしまうからです。

手指消毒にはアルコール消毒がお勧めです。

アルコール消毒液の作り方も纏めています↓

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あと、空間除菌の目的で加湿器に入れるという方もありますが、塩素が一瞬で分離するので効果があるのかどうかは疑問です。(空間除菌の正式な資料が見つからないけど製造メーカーでは空間除菌を謳っている物も)

「次亜塩素酸水」に似た「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」を空中に散布すると、程度によりますがコロナによる肺炎ではなく、次亜塩素酸ナトリウムによる肺炎を引き起こすという報告事例もありますので要注意です。

<参考記事>

www.fnn.jp

 

本来の使い方、正式に除菌効果が認められた使い方は「生成機で作られた次亜塩素酸水を流水で使う」というものです。

汲み置きして紫外線に晒されたり、有機物に触れると効果が薄れます。

 

次亜塩素酸というのは、身近なところでは台所用漂白剤に代表される「キッチンハイター」などの主成分である次亜塩素酸ナトリウムの親戚にあたります。

キッチンハイターを希釈することで除菌効果がある除菌水として利用されることもあります。

 

よく、次亜塩素酸水の生成機の商品紹介などで

次亜塩素酸は酸性で、次亜塩素酸ナトリウムアルカリ性だから全く別もの

という謳い文句を見ますが、正式には違うけど全く別ものではなく親戚です。

 

誤解を恐れずにすごく簡単に言いますと、

「次亜塩素酸水」は食塩水を電気分解することで得られる水溶液ですが、電気分解する時にはプラス極とマイナス極のそれぞれに「次亜塩素酸」と「水酸化ナトリウム」が生成されます。(あと塩素と水素という気体)

 

そのプラス極側だけの溶液を取り出すと「次亜塩素酸水」になり、

マイナス極側だけを取り出すと「水酸化ナトリウム水溶液」になります。

 

で、この「次亜塩素酸水」に「水酸化ナトリウム」を加えたものが「次亜塩素酸ナトリウムです。

だから、プラスとマイナスを混ぜたら次亜塩素酸ナトリウム水溶液です。

 

実は、簡単操作で価格も手頃なこれらの商品、

これらはプラス局側とマイナス極側が別れていない状態で電気分解するので、これらの商品で生成されるのは次亜塩素酸ナトリウム」の水溶液になります。

これらの商品で生成された除菌水は「電解次亜水」と称されるものになりますが、

なんと次亜塩素酸ナトリウムを希釈して作った除菌水と同等とみなされています

 

装置の原理としては、単純にコレだけのものです↓

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こんな装置に数千円・・・僕は出せません。

まあ、漂白剤に含まれているような他の添加物は入って無いというのが唯一の利点でしょうか。

 

こんな装置であれば実際に家にあるもので作れます↓

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プラス極とマイナス極を分けた商品は価格も高いですが、きちんとした「次亜塩素酸水」が生成出来るものがこちら↓

 

これらの装置には、プラスとマイナスを分ける「陽イオン交換膜」という特殊な膜が入っています。

あと、それぞれの溶液を別々に取り出せる工夫もされています。

図示するとこんな感じで上のものよりやや複雑になりますが、自作もしようと思えば可能な範囲です。やはり高い気がする・・・

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 陽極と陰極を分けた次亜塩素酸水生成装置を手作りしてみました。↓

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これらの装置で生成された次亜塩素酸水は紫外線に弱く、保存には遮光が必要です。 

 

 

次亜塩素酸水にはパッケージ品のこのようなものがありますが、

保存寿命が短いのできちんとした場所で保管しないと効果がすぐ無くなってしまうので要注意です。

 

保存実験をした方の動画がこちら↓

<次亜塩素酸の保存容器による寿命の違い>


【容器別】次亜塩素酸水の寿命テスト 10日間で有効塩素濃度はどうなる?

 

透明な容器で日光に当たる場所に置いていた次亜塩素酸水は2日も持っていません。

黒い入れ物で、尚かつ冷蔵庫に保存しておくと10日以上しっかりと持っているので、保管場所は要注意です。

 

殺菌効果を狙って次亜塩素酸水で拭き掃除していたのに、単なる水拭きになっていた。

なんてことになりかねませんからね。

 

 

P.S.

空間除菌には「オゾンガス」の方が次亜塩素酸水より安全で有効かもしれません↓ 

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 手作りマスクを作ろうとお考えでしたらこちらを参考にどうぞ↓

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CuBaseのノーマルプーリーの直径を入れ替えてみたらすごく快適になった

前回、CuBaseをハイパワーモーターに変えて負荷テスト等の実験をしてみました。

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結果として「走る事は走るけど・・・、実用的ではない」という残念な結論に達してしまいました。

ただ、モータードライバーが適していなかったというだけで、CuBase自体はバッテリーに繋ぐとめちゃめちゃパワフルに動きますのでどうぞ誤解の無いように。

 

しかし、ハイパワーモーターに変える為にハイパワーなモータードライバーを選定し直し、基板を新しくして心機一転していますのでこのままでは引き下がれません。

 

ということで、今回はノーマルモーターはパワフルに動いているのでそのままノーマルモーターを使う事にして、「プーリーの方向を変える」という新たな試みにチャレンジしました。

 

こういう風になります。

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モーターの方が直径が大きく、動輪のほうが小さいのでスピードアップします。

もちろん、その分パワーは落ちます。

 

ノーマルのものがこれでした。↓

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<注意>

ノーマルのモーター用のプーリーは穴の直径が小さいので、穴を広げないとそのままでは動輪には使えません。

僕はハイパワーモーター用に使ったプーリーがたまたま動輪用のプーリーと穴の直径が同じだったので、ハイパワーモーターで使ったプーリーをそのまま動輪へ転用しました。

 

ちなみに、同じ小さい径のプーリーをベルトで繋いでみたところ↓

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モーターを限界まで奥に引いてもベルトが張りませんので使えませんでした。

 

 

で、動輪側のプーリーをノーマルモーターに取り付けるには、今度は穴の直径が大き過ぎるので何かで穴の直径を補正しないといけません。

 

そこで目に付いたのが、転輪用のパイプです。

これが面白いようにモーターの軸にもプーリーの穴にもピッタリなんです。

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このパイプで径を補正して、長いイモネジと短いイモネジでガッツリ固定しちゃいます。

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ネジがパイプに食い込んで(たぶん)弛み止めになるだろうし、軸の傷予防にもなるんじゃないかな?という算段です。

こんな感じ↓

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※傷だらけなのはプーリーを動輪から外す時に抜けなくなっていたのも頑張って外したから。

 

で、パワーが落ちるからどうかな?と思っていたのですが、僕が乗っても動くのでパワーが落ちたという感じはしませんでした。

どうやら今回のモータードライバー「TB67H303HG」は、「TB6643KQ」の時に比べて熱くならないのでモータードライバーにかなり余裕があるようです。 

 

 

では、屋外での試走一発目です。

 

とその前に、以前のノーマルプーリーの状態で動かした場合の動画がこちら↓


CuBaseを使った運搬車

 

そして、今回はこちら↓


CuBaseノーマル プリーリー改造版

 

 

比べてみると結構早くなってます。 

まあ普通に歩くスピードよりは遅いのですがこれはストレスが軽減しました。

 

で、問題は負荷をかけた状態で走るのか?って所ですよね。

前回のハイパワーモーター版の動画がこちら↓


ハイパワーモーター版運搬車 積載限界

スピードは遥かに速いのですが、モータードライバーがイッパイイッパイの状態で10秒持たないという残念な結果でした。

 

今回は↓


CuBaseノーマル プーリー改造版 負荷テスト

3分以上走らせましたがまだまだ余裕そうです。

旋回時に少し負担がかかる様子ですが、これならなかなか使えそうです。

そしてモータードライバーもこの程度では熱くなっていません。

熱くなっていないということは、「無駄に電量を熱として消費していない」ということですので最高です。

 

ということで、実際に畑で仕事をさせてみました。


CuBaseノーマル プーリー改造版 畑で仕事

カブトムシの飼育で使い終わった腐葉土を畑の肥やしとして運ぶ仕事です。

雨が降った後でまだ地面が軟らかい状態でしたがしっかりと仕事してくれました。

 

もちろん固いコンクリの上でも活躍してくれましたよ。

中にカブトムシマットが大量に入っていますので結構重いです。

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バリバリ痛めつけられた履板↓

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ドロドロです。洗わないで放置してても大丈夫かしら?試してみようっと。

 

今回は、

CuBaseは、「余裕のあるモータードライバーを使うことでバリバリ仕事がこなせるようになる。」

ということが解りました。

 

こちらからは以上です。

 

 

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ハイパワー版CuBaseを走らせてみた めちゃめちゃ早いけどモータードライバーの選定が難しい 

ハイパワー版CuBaseを走らせるため試行錯誤して、(課題が多いですが)とりあえず走行は出来ましたので、ご紹介します。

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一番悩まされたのが、このモーターがパワフルすぎるためモータードライバーからの電流制限がかかってしまって負荷がかかると走行出来ない状態になってしまったことです。

<過去記事>

ハイパワーモーターへの交換

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問題

こちら、モータードライバーが過電流を感知して停止してしまっている状態です。

引っ張ってやると動くのですが、最初の一踏ん張りのスタートが重くて出来ません。 


モータードライバー過電流で停止

 

無負荷状態とか手で抵抗を加えた状態では動くのですが、運搬車としてフレームを組むと荷重による負荷がそれ以上に掛かっているということですね。


CuBaseの方向制御動作確認 (外部電源)

 

解決策

そこで、無駄に電力を消費させて電流を抑える。

という作戦を取りました。

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モーターと直列にコイルを入れて無駄に電流消費させています。

 

この作戦は大成功!凄くパワフルに動くようになりました。


ハイパワーモーター版運搬車 空運転

最初のノーマルモーターがコレ↓です。


CuBaseを使った運搬車

圧倒的なスピード!めちゃ早い!

というか今度はじゃじゃ馬すぎて制御し辛いです(汗)。

 

そして調子に乗って細い道で走らせてブロックにぶつけて損傷しました↓。

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こんなにガッツリ割れるとは、「カバーあってよかったー!」と心底思いました。

 

実験

では、運搬能力はどんなものか?ということでブロック2つ積んでみました。


ハイパワーモーター版運搬車 積載限界

10秒も走りません。・・・orzマジか

ノーマルモーターは僕が乗っても走りましたが、こいつぁブロック2個が限界です。

 

ブロック1つならどうでしょうか?


ハイパワーモーター版運搬車 走行限界

連続運転約1分・・・orz これでは使い物になりません。

 

結果

CuBaseはいたって元気に動いてくれるものの、モータードライバーがイッパイイッパイの状態で動いているのでCuBaseのポテンシャルを100%発揮することはできませんでした。

走行後はモーターやモータードライバーはあまり発熱していないものの、コイルが結構発熱しています。

長時間走行しているとモータードライバーの電流制限?がかかって停止してしまうようです。

無駄に付けたコイルの電力消費もすごそうですし、このままではバッテリーの持ちも悪いでしょう。

試験走行としては成功ですが、とても実用的とは言えませんでした。

 

考察

今回は10Aのモータードライバーを選定しましたが、このモーターを使うならもっと大電流を流せるモータードライバーを選定する必要があります。

スピードが早いと左右に本体が振れやすくなるものの、左右のモーターがバランスをとって走行するので結果としては真っ直ぐ走行することは出来ます。

 

課題

CuBaseのポテンシャルを100%発揮するためのキモとなるのは大電流を流せるモータードライバーの選定です。

今回使ったモータードライバーは「TB67H303HG」という8A、最大10Aのもので、おそらく個人で入手可能な最大の単体のモータードライバーだと思いますが、動作するのがギリギリのパワーモーターをスッキリと動かすことは出来ませんでした。

<過去記事>

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どうやら、このようなパワーモーターをしっかりと使うにはモータードライバーモジュールが必要そうです。

 

<スイッチサイエンスの20A、最大60Aのモータードライバモジュール>

www.switch-science.com

 

<スイッチサイエンスの13A、最大30Aのモータードライバモジュール>

www.switch-science.com

 

上のモジュールはどちらもPWM信号で回転速度、DIR信号で正逆転が制御可能なものです。 

 

ラジコン用にはESCというパーツがモータードライバーとして機能するようです。

ラジコンの知識が無いのですが、これもPWM信号を入力したら使えるのかしら?

 

んー、けどモータードライバー1個で2000円とか高いですよね。

スピードはそこまで出てなくても良いし、一度このままノーマルモーターに戻したら最初のものとレスポンスが変わるのか?なども試してみようと思います。

 続き↓

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